母方の祖父が亡くなった。22日の夕方頃「もう持たないかもしれない」と電話があり、日付の変わる前に息を引き取った。当初は、「仕事で行けない父の名代で」となったが、一般的、もしくは社会通念上は、忌引きというものがあるので、結局妹をのぞいた3人で行くことになった。23日の朝、3枚の13時過ぎの航空券を予約して、17時には長崎・大村空港に到着し、18時のお通夜にぎりぎり間に合った。
長崎の早岐(ハウステンボスの次の駅)というところのため、正直なところ行くだけ大変で、最後に会ったのも8年前に泊まりに来た時以来(その前はというと、それからさらに6年ちょっと前)。回数で言っても10回くらいしか会った記憶はないが、1週間から10日程度、短くても4日はどちらかの家に滞在していたため、父方の祖父母(特に祖父は、物心ついた頃には寝たきりで7歳の時に亡くなったので、ほとんど覚えていない)よりは印象が強い。ここ数年はいわゆるボケが進行して、今年になってホームに入所し、3月のはじめに「あんたヒマだから、一緒に行くか?」と誘われていたのを断ったのが悔やまれる。
それくらいの印象しかないので、あまり亡くなったという実感はわかなかったが、やはり納棺の時には涙が出た。両親の祖父とも酒が強かったそうで、よく「あんたは、じいさんに似たのね」と言われたことがあったなぁ、なんて思い出しながら、精進落としを食べていた。
帰りは、博多まで特急で90分くらい、そこからのぞみに乗っても5時間以上かかるというロングドライブで、博多で買い物をしたにしろ、10時間近くもかかった。やっぱり九州は遠い。
24時間金田一耕助
5月25日は、横溝正史の誕生日らしく、また今年が「生誕100年」に当たることから(亡くなったのは10年くらい前だったと思う)、日本映画専門チャンネルでは、その日「24時間金田一耕助」なる特集を組む。折しも、当月は「市川崑特集」月間で、月初から新旧「ビルマの竪琴」や「東京オリンピック」、また石坂浩二主演の「金田一耕助シリーズ」もリピート放送されている。
そもそも最初にテレビで見たときは小学校高学年くらいだったと思うが、「犬神家の一族」の菊人形、「獄門島」の逆さ吊り、「病院坂の首縊りの家」の風鈴などのインパクトが強かったことだけは覚えている。その後、5作品とも何年かにいっぺんくらいで放送があったが、最後に見たのは結構前のような気がする。それで、表紙のおどろおどろしい角川文庫版などを何冊か読み、関連書籍で最初の作品が「犬神家~」で、金田一耕助が手がけた最初の事件が「本陣殺人事件」、最後の事件が「病院坂~」だったと記憶している。
その石坂浩二主演の5作品が発表された当時、1970年代は横溝正史ブームであり、テレビでも1時間枠で「横溝正史アワー」といった、2~3回程度で1エピソードを描いていくドラマシリーズがあったそうだ(確かファミリー劇場あたりで1~2年ほど前放送していたと思う)。
また、東宝以外にも松竹や大映あたりの映画もあったし(西田敏行や渥美清も金田一を演じていた)、その後角川映画で「悪霊島」や「八墓村」も映画化された。テレビでも古谷一行、片岡鶴太郎などの主演で2時間ドラマが制作されている(少し調べようと思ったら「邦画データベース」がつぶれていた…。使いやすかったのと、拙作データベースの設計はあそこを習ったものだったので、ちょっとショック)。
さて、ずいぶん久しぶり(「犬神家~」は昨冬、その前となると5年近く前にNHK-BSで「病院坂~」見て以来)に見ることになったが、「まぁこんなものだったかいな」というのが正直なところ。大筋は覚えていたが、細かいシーンは全然記憶になかった部分もある。
日本映画のダメなところと思うのは、圧倒的に気軽に見られるテレビで放送されたときに、「2時間に押さえるために」カットされたり、「4:3に収めるために」トリミングが変更されていることだとつくづく思う。金田一シリーズも例に漏れず、データを見ると140分前後になっているが、最初に見たときは確か2時間枠だったような気がする。明らかに初めてみるシーンがいくつかあった。逆に以前見た記憶のあるシーンがすっ飛ばされていたりもした。「悪魔の手毬歌」の中で、金田一が宿泊した宿の女将がびっこを引いていて、それを金田一がたずねるようなシーンがあったのだが、今回見た限りでは無かった。CSなのに。逆に「獄門島」では、最後の独白シーンで「この島の人間は狂っている」と連呼する部分や、「病院坂~」で「開きめくら」というせりふも出てくる。
地上波では、「放送禁止用語がある」とシーンをカットするか、面倒だから作品自体を取り扱わなくなってきている(「座頭市」が放送されないのは、その最たるもの)。垂れ流しの地上波放送ではなく、意識して加入して見ている有料チャンネルでは、その旨の「お断り」を入れて放送するケースも過去あったし、逆に気にしなければ気になるような部分でも無いため、そのまま放送するのが圧倒的である。過去の作品に対して、後世から手を加えるというのはどうかと思っているし、回避するなら放送の冒頭にでも「これから放送する作品が作られた当時と現在では社会情勢が違い、一部不適切な表現がありますが、作品を尊重し、編集をせず放送いたします。ご了承ください」とでも入れておけばいいだけと思うのだが、いかがだろうか(と思ったら「病院坂−」や「金田一耕助の冒険」には、「作者及び原作者、制作者の意図を尊重し、オリジナルのまま放送しております」と入っていた)。
初心者とPC
親がたまにPCをいじって、エクセルで勤務表を作ったりしている。1週間に2~3回ペースなので、当然、以前に教えた事を忘れていたりする。そもそも、目の前においてある「できる ノートパソコン」などを見れば書いてある。でも呼ばれて教える羽目になる。
思うに、初心者にわかりにくくさせているのが「同じ結果を得るのに、複数のやり方がある」ということではないだろうか。たとえば、「コピー」ひとつとっても、ツールバーの「編集」から「コピー」を選ぶのと、キーボードからctrl+cを押すというやり方があるわけだし、ローマ字にしても拗音を入れるのに子音と母音の間に「h」と「y」のどちらかを入れたり、単独で「l」と「x」のどちらかを付けたり。それと、ワープロ機における「コピー」とPCにおける「コピー」では動作どころか意味が違うし(これは、私もつまづいた。といっても、3.1時代だから、10年近く前になるが)、「保存」にしても「上書き保存」「名前を付けて保存」、さらにフロッピーへの保存では、それぞれクリックするところも回数も違う。ワープロ機を使っていたため、「最後に編集した文章は、電源を切ってもメモリが記憶している」「保存はフロッピーのみ」といったところが、PCでは全く通用しないので、未だに混乱しているようだ。
ツールバーで混乱する原因として、「うまくマウスを動かせない」ということもある。そのためワープロに関しては「わからなくなったら、ESCを押してメニューを出して」という意味から一太郎をインストールしておいたが、そもそも今のメニュー構成は、従前のくくりを優先したため、たとえば「文字修飾」に関する項目が「E・文字修飾」「N・文字サイズ」「W・フォント」といった具合に分かれていて、自分から見ても効率いいとは思えない。しかし、指が覚えているのと、直感的な作業ができるるので、一太郎を使っている。DOCファイルで送るときも、いったん一太郎で作ってからコンバートしているくらい。
解説本に関しては、もう半年以上前に「これを読んでおいて」と買っておいたのだが、そもそも解説本を読んだ気配が無い。もっとも、この手の本は「わからなくなったら開く」か「本を読みながら、それに載っている通りに操作する」のが原則で、本だけを単独で読んでも大して意味はないし、覚えるものではない。たまに電車の中で、エクセルだのワードだのの本を読んでいるおじさんもいるが、それは読んだだけであって、あまり意味はないと思う。車の運転でいえば、実際に何回も運転して「感覚的なもの」を身につけないとダメなのと同じである。
ただ、今のPCを習熟しようとすると覚える事項が多いというのはある。昔は電源を入れて、「一太郎」とか「ロータス」と書かれたフロッピーを入れれば勝手にアプリが起動するのでそのまま使えばよかっただけだが、今はアプリが終了したからといって急に電源を切ると、深刻ではないにしろエラーが出る。また、フロッピーを入れたまま終了させて、それを忘れて次回起動したときには、英字のメッセージが出てパニクってしまう人も多い。もっとも「フロッピーを入れたまま、電源入れたり落としたりはしてはいけない」というのは、今でこそ「フロッピーから起動しないように」という意味くらいしかないが、昔は「電源をいれた瞬間などにヘッドが予想外の動きをした場合、ディスクに傷がつくこともある」といった理由で、前から言われていたことなのだが(98の頃は、ボディ全面にスピーカーがあったため、その近くにフロッピーを置くことすら「やってはいけないこと」としてあげられていたし、今でも帯磁しているハサミやドライバーなどを近くに置くのはためらわれる)。こういった、取説や解説本にも書いてない暗黙の了解というか、決まり事みたいのがあることも、わかりにくくしている原因かもしれない。
職安
毎度職安ネタだが、明日(カレンダー上は今日だが)、失業認定でまたいってきやす。しかし、遠いよね。職安は、居住地管轄が原則なので、私の場合、八王子まで出てそこから横浜線で相模原まで行き、バスで10分程度、徒歩で20分くらいのところの相模原職安に行くわけです。八王子にも職安あるというのに。
運転免許は、さらに悲惨で、神奈川県の試験場は二俣川にしかないので、やっぱり横浜線で橋本まで、橋本から相模線で海老名まで、海老名から相模鉄道で二俣川まで、と乗り継いで行くのだ。また、勉強しなかったものだから、5回目にしてやっと合格したわけで。さらに、取ってから3ヶ月くらいしたときに、財布をとられて、またそこまで行って再交付してもらった(このときは、行きは車で送ってもらった)。で、試験場からは、相模鉄道で横浜まで出て、京浜東北線などでアキバの会社まで行っていた。普通の会社なら、有休とかなんだろうけど、ミニマムな会社だったので「明日、免許の試験ですんで、半日居ません」ってなもので。受かったときは、終わるったのが夕方だったから、さすがにそのまま帰らせてもらったけど(落ちたときは、そのまま会社行っても3時くらいだったから、それから5時間くらい仕事)。
話がずれた。職安に来ている人の、あの「セッパ感」がどうにもなじず、あまり居たいという気にならない。ゲームショウなどの物販ブースに行くためだけに前の日から並んでいる人たちにも似たセッパ感だけれど、あっちは別に買えなくても死にはしないが、こっちは仕事無いとそのうち死んじゃう訳だから、そりゃ目の色も変わるというもの。
まぁ、徹夜を奨励するわけではないけど、やっていた人間からすれば、「何となく集まる」「夜を過ごす」というのが楽しい、という側面もあるわけで、やりたくなる気持ちが分からなくないでもない。特にあの手の人たちは、「宿泊代に4千円も5千円もかけるなら、テレカの2、3枚でも買う」という手合いなので。
外に出ないせいか、雑誌を買うことも少なくなってきたが、どこかで「これはよかった」と見たため、田中長徳「デジカメだからできるビジネス写真入門」(岩波アクティブ新書)をアマゾンで買ってみた。具体的な指南書ではなく、商品写真(ブツ撮り)などのシチュエーション別、および全体的な「写真を撮るときの気構え」を書いてある本で、経験則で知っていた事項もあったが、単純に知らない事も多く、また簡単な言葉でまとめてあるあたりに好感が持てた。特に「最近のデジカメ雑誌では必ず「レタッチ」ソフトの紹介があるが、そんなことをしなくてもデジカメで撮ったデータは見られるし、そこが初心者が入り込めない原因」といったくだりには共感した。そんなにみんながみんな切り張りして「作品」に仕上げる必要はないだろうし、自分だってそこまでやってない。女性の場合、肌の色味をきれいにすることはあるくらいで。今までのアナログ機でも、撮ったまま、もしくは撮ってフォトアルバムに差し込んで終わりな人が大部分なのに、急にデジカメになったから家庭で印刷したりネットで公表したりするわけはないし、それなら最初からアナログ機でやっていればいいだけの話。撮ったデータの気に入ったカットをプリントするなら、量販店やコンビニのプリンタを利用すればいいでしょ、と。だいたい、子供がいても、毎日撮ってプリントアウトする人は居ないと思うけどねぇ。
何回か量販店やコンビニのセルフプリント機を使ったことはあるが、1カット40秒から1分弱くらいあるので、まとめてプリントしようとすると機械の前で結構待つことになる。あと、昇華型の場合、若干マゼンダが強く出る傾向があるので、ポートレートなどで色味を気にする場合は、ネットでデータを送ってプリンタを店で受け取るとかのデジカメプリントサービスを利用した方がいいかもしれない。経験則では、1024×800を普通のサービス判でプリントするとちょっとドットが目立つかなぁ、という程度。故に、高画素のカメラでも、VGAサイズで撮ってしまってはプリントに向かないのである。
デジカメの新機種
前回、次期購入希望選択委員会の報告をしたが、またデジカメの新機種が発表された。オリンパスのC-720UltraZoomとカシオのEXLIMである。
C-720UltraZoomは、現行C-700の後継機種にあたり、光学ズームは35ミリ換算40~320ミリの8倍ズーム、画素は300万画素というのが主立った変更である(C-700は、35ミリ換算38~380ミリの光学10倍、200万画素)。
EXLIMは、ブランド名で、今回発表されたのは撮影機能だけのモデル・EX-S1とMP3再生、ボイスレコーダー機能も付いたモデル・EX-M1である。特筆すべきは、電源オンから撮影開始まで約1秒、シャッターを押してから撮影できるまで約0.01秒、次の撮影まで約0.6秒といったアナログ機並のクイックレスポンスであろう。最近、カード型のデジカメはいくつか発表されたが、ここまで速いのは無かったと思う。
個人的には、望遠側はデジタルズームでも補えるので広角側を優先したいし、35ミリ換算で200ミリや300ミリで絵を撮る機会というのは、そうそう無いものである(もしくは、絵を撮るのに200ミリ以上無いと足らないような機会)。とはいえ、前回の選定での基準は「機材の補完」であり、そのため現在ある機材(C-40ZOOM)の機能補完を重視し、「画素数」よりも「高倍率な光学ズーム機能」「フィルター・ワイコン取付機能」を優先させた。一応、値段との相談でC-700(とワイコン)を推したわけだが、今回発表の2機種をみるにつれ、前回次点にしたカシオQV-2800/2900(とマイクロドライブ、ワイコン)と今回のEX-M1というカシオコンビも捨てがたい。
さて、C-720の予想価格が6万円程度、C-700の店頭価格が5万円弱、QV-2900UXの店頭価格が4万円弱、QV-2800は在庫があれば3万円以下で買えるという現状で、4万円台前半の店頭価格が予想されるEX-M1は、物欲を刺激するに値する。カシオコンビで2台買ったとしても、8万円前後で収まるのだから。
次期機材購入選定委員会
職安に行ってきました。最初の失業認定は連休前だったのですが、説明会は昨日でして。以前は職安にあった会議室に集められたのが、今回は市民会館のようなところに集められて。もっとも以前は「1日分の新規受付者への説明」だったのが、今回は「5日分の受付者をまとめて説明」という感じ。それでも会議室ではあふれるくらい失業者が居るってことでしょうに。
失業給付を計算すると1日あたり6千円弱で、90日分。だいたい毎月17万近くを給付してくれるらしい。説明聞きながら、「1ヶ月でノートPC買えるよなぁ」「新しいデジカメでも…」とヨコシマな考えが頭の中をぐるぐるしていた。だって、説明聞くの初めてじゃないし、職安で探す気はナッシングだし。
早速、次期機材購入選定委員会を開催したところ、次期購入希望ノートPCは、パナソニックのLet’s NOTE R1か東芝のリブレットL5。やっぱり、無茶な大きさではなくなったがリブレットが7:3くらいで有利。薄いのとメモリ容量が多いのもポイント。無線LANは非搭載でも構わないとすると、値段もこなれているし。家の無線LAN化は当分先だし、ホットスポット近くにないし。VAIO Uはさわったけれど、置いて使ったときにポインティングデバイスが変な位置にあり使いづらかったため、却下。
次期購入希望デジカメの方は、第一条件こそ「乾電池が使えること」だけれど、C-40ZOOMとバッティングしてもしょうがないので、C-40ZOOMに無い機能を優先的に機種の選定を行った。200万画素レベルでもいいので「光学ズームが高倍率なこと」「フィルターがつけられること」「できれば外付けフラッシュが使えること」を念頭に選考した。当初は「マイクロドライブ対応」で、安くなった340MBのを入れっぱなしでガシガシ撮ろうかとも思ったが、「マイクロドライブ対応」「乾電池対応」は、カシオのQVシリーズとサンヨーのDCSシリーズしかなく、カシオのQV-2900UXは8倍ズームだが、カメラとしての性能が全般的に低い上に連写機能が無いこと、サンヨーのDCS-AZ1/MZ1/MZ2は連写と動画撮影機能こそ強いものの、フィルターがつけられないのと光学ズームが2.8倍なので、候補から落ちた。3台目があれば考慮するということで、結局オリンパスのC-700UltraZoomにした。ワイドコンバージョンとフラッシュは後から考えるとして、コンバージョンアダプタとPLフィルターは合わせても5千円くらいだし、さらにPLフィルターは、キャノンのPro90ISで使っていた58ミリのとなぜか52→58のコンバージョンリングもあって(アナログの50ミリ/f1.8と共用するために買ったんだと思うけど、1回も使った記憶がない…)、なーんだ、128MBのスマメをあと2枚ほど買えばいいじゃん、ということになった。
カシオのQVシリーズは、レイノックスのワイコンやサンパックのRemotoLite(スレーブストロボ)が使えるのと270度回転する鏡筒部分が「デジカメらしい」ので、欲しい気はあるんだけどねぇ。
ここまで完璧な予定が出たところで「ところで、MDはどーする?」ということも出てきた。前の旅で、CDタイプのMP3プレイヤーを稼働させたのだが、これがまた電池の持ちが悪く、おそらく連続では5~6時間といったところで、朝から聞いていると夕方、持っても夜には電池が無くなるのだ。アルカリを入れているというのに。メディアやソースの用意はすごく簡単なのだが、これではいかんと思っていたし、今使っているMDレコーダーもそろそろ7年目になり、電池の持ちが悪くなってきて、ひどいときには30分くらいしか録音できないこともあった。インタビュー途中で無くなるとしゃれにならないため、自作の電池ホルダーをつけてやっていたため、いい機会なので、買ってしまおう、と(ちなみに、池澤春菜が、この電池ホルダー見て「わぁ?、手作り?。取ったらダメですよね」といったので「取ったら、私のおまんま食い上げです」とこたえてあげた、というのは、完全な余談である)。
こちらの方は、毎日使う物でもなさそうなので、LP4と乾電池動作に対応している品、ホールド機能があればなおよし、ということなので、ほとんどの商品が該当する。シャープのが最安だったので、おそらくそれになるだろう。
なお、つらつらと書いているが、当然全部を買うわけではないし、買う優先順位もMD→デジカメ→ノートPCの順、というのは言うまでもない。
今週の出来事
29日。たぶん今年初めての取材でビッグサイトへ行ってきた。「キャラフェス」という、PC美少女ゲームのイベントで、懐かしの「パソケット」のユウユウの主催だ。なにぶん、いつも見ている物販イベントより人が少なくて「大丈夫かいな」と思ったが、だいたいこれくらいらしい。もっとも、前の週あたりに類似イベントがあったり、前日にNECインチャネのイベント(PCではないが、美少女ゲームの移植物タイトルの発表なんかがあったと思う))があったりして、人が割れた感はある。
ブースに見知った人がいて挨拶したら、案の定前の会社を辞めてそっちに移ったらしい。
帰りしな、秋葉を流してあきばおーでビデオテープを購入。
1日。月も変わったので、カードでお買い物。Amazonにてゲームが安かったので見ていたら、あそこのサイトは検索結果や見ている商品によって類似したタイトルやジャンルの商品も勧めてくるため、ついつい本数が多くなってしまった。結局、「ときめきメモリアル2対戦ぱずるだま」「THE ギャル麻雀~LoveSongsアイドルはハイレート~」「エンジェル・ブレード」「ぬくもりの中で」の4本。廉価版や再販版が多いので、これでも税込み1万円以下(Amazonは、商品代金1,500円以上は送料無料)。
ほんとはDVDメディアも欲しいところだが(毎月10枚単位で買っているが…)、それはちょっと見送り。いつものショップでは連休セールで1枚500円をきっていてお買い得なのだが…。最終日にまだブツがあったら、20枚ばかり行くかもしれない。というか「バルク100枚パック」でも48,000円くらいなんだよねぇ。今のペースだと1年持たずに使い切れるんで欲しいんだけど。国内品が思ったより下がらないので(今だと1枚800円前後)、気前よく使えない上に、階層の深いデータを焼くと途中で止まることがあって、結構無駄にしている気もする(たぶん2~3回に1枚は燃えないゴミ行き)。つーか、R/RAMメディアよりも、DVDビデオのテストとかはRWの方が使い勝手はいいので、そっちもドライブ買った方がトータルコストは安くなるのかなぁ、というイケナイ考えも出てくる。
2日。UFJ銀行の合併により、最初の会社で給与振込に作った口座の支店が統廃合されるので、通帳の切り替えに行った。ほんとはその前の週から手続きはできたのだが、例の連休ボケですっかり忘れており、気づいたら世間(もしくはカレンダー上)は連休に入っていて、カードもまだ届いてないから、実質下ろせない!! というわけで、急いで行ってきた。が、手続き終わるまで小1時間かかり、さらに「自動積み立てからおろすには、あちらの窓口で」と別の方をしめされて「また1時間待つのか」と思って、結局おろさず、そのまま出てきた。
スカパーのPPVを録るために、TBC(プロスペックのDVE773)を購入。TBCとは、「タイム・ベース・コレクタ」の略で、同期信号のズレなどを補正する機械だが、早く言うと「コピーガードキャンセラー」。DVDにはほとんどコピーガードがかかっていてそれを外せるという機械。もっともウチでは、DVDを借りてビデオに録画するよりは、「焼いちゃう」方が楽だし、そもそもレンタル屋は近くにない。それよりも、ウチの環境は「DVDプレイヤー→切り替え器→ビデオデッキ→モニター」とスルーするため、もろにガードが作動して、画面が暗くなったり明るくなったりするので、それを回避するという目的の方が強かった。ただ、今のタイミングで買ったのはPPVで「エクスドライバー」が放送するからだが、それとて「長沢美樹、浅田葉子、小林由美子のトーク」がおまけで追加されてなかったら、たぶん録らなかった。
ビデオのコピーガードキャンセラーやCD・MDダビングのキャンセラー、MODチップなどの販売は、3年くらい前の法律で禁止されたわけだが、似たような目的のための商品がここ1~2年くらいで出回ってきている。MODチップにしても「販売を目的としない、技術研究用のための製造」までは禁止されておらず、未だに数は減ったにしても作り方の載ったサイトは多い(それが最新MODか否かは別として)。ガードキャンセラー自体は、「NTSC以外の信号をカットする」という比較的単純なロジックなため、秋月電子でキット化されていたほどだったが、当時「ビデオを借りてダビングする」という行為はしてなかったため、買わずじまいだった。
さて、使用感だが、最初切り替え器の出力とビデオの入力の間に入れていたが、これだと信号が安定せず、やっぱり30秒間隔で画像が崩れていたのだが、スカパーの出力と直結させると無事に録ることができた。おそらくDVDも直結させると安定するかもしれない(切り替え器経由では、アニメ盤はまだしも実写盤が白とびしてしまって見るのがちょっとつらかった)。
3日。PPVのチェックをしていると、音が出ていない。そう、配線を間違えていたのだ!! 屈っ! 昨日と同じ番組を買う屈辱。
PC本体の周りにPS2やソフトがあるせいか、放熱がうまくいかず、たまーにHDDがイヤな音を出していたため、挿す順番を変えてみた。今のところ、ドライブに負荷をかけてもイヤな音は出ていないからいいが、そろそろ夏場対策を考えないと行けないかも。毎年「HDDにつけるファン」「大きなケース」「ケースファン」だのを買っているが、結局は「アルミケースにしたほうがいいんじゃない?」という気がしている。確かに普段買うケースの3~4倍はしているが、一応それ自体の放熱効果も高いし、ケース内の温度自体も前に使っていた物より高くなってきたので「次はアルミ」と考えている。秋葉ではたまに出物で「電源無し7,980円」だの「側板・電源無し、現状渡し4,980円」というのがあったりするが、さすがに八王子だとそれは無いんでねぇ。
連休
メールのサブジェクトで「GWの予定は…」とか「GWセール」とかが目立つようになってきて、「なんて気が早いんだ」と思っていたら、今週末からなんですな。ゴールデンウィークは。なんか、現在80連休くらいなので、全然実感無いです。予定ではあと60連休くらいあるので、下手すると「夏休みの予定は…」「お盆の配送はお休みです」なんてメールまで見るかもしれない。
特に、4月頭に「失われた10日間」があるため、気分的にはまだ4月中旬で、録ろうと思っていた「THE・ぱじゃまぱーちぃ」の再放送とかも録りはぐったし。というか、「今日は何の日」ではなく「今日は何日」という感じなのだ。
前の失業時は、月数回ペースで秋葉に行ったりしてたけど、今回は全く家から出ない日が続くことが多い。出たとしても、母親を迎えに行ったり、買い物につきあったりするくらい。八王子に出るだけでも往復1,000円かかるというのは、意外とネック。あと500円だせば、新宿まで往復できるし。
また、前とは違って、テレホにした関係で完全に夜型となっているのも原因の一つ。起きたら昼過ぎでは出かける気にもならない。いけないとは思っているのだが…。
冗談はさておき、webスペースが足らなかったので数百円で10MB以上くれるプロバイダを探していたら、wakwakが月200円で50MBだったので、即申込。hi-hoの全部とDTIのゲーム関連をすべてそちらに移動。移動メッセージについては一応作ったが、htaccessの設定でリダイレクトできるのがあったので、それを利用してみた。履歴も残らないのでけっこういいと思うがいかがだろうか。
またぞろ小型PC
先日書いたばかりだが、また小型PCの発表があった。
日本ビクターからA5サイズのインターリンクが発表されたと思ったら、東芝からリブレットの最新機種の発売がアナウンスされた。
インターリンクは、以前はWindowsCEベースだったが、今回からWindowsXPを搭載したようで。ただ、コンセプトはいいけれど、ドライバなどの提供状況はどうなのだろうか。カシオFIVAに躊躇した理由は、ドライバなどの提供状況が悪かったことで、ここらへんに対しては、東芝やIBMに一日の長があるし、ソニーのVAIOシリーズが躍進した理由もここにあると思う(ソニーの機械にしてはヘビーユーザーもそれなりについていると思うし)。
で、新リブレットの方は、最上位機種には無線LANを搭載して店頭予想価格は17万円前後と大きさを考慮に入れなければ、パナソニックのアレとがっぷり四つであるし、非搭載モデルであれば14万円を切るという。
正味のところ、以前のように家賃だの食費だのを考えない生活なので、まともに給料が出れば、2ヶ月程度で最新ノートPCが買えてしまう、という現状は魅力あるので、失業手当給付中だけれど、さっさと働こうかとも思う次第。
小型PC
先日相次いで、ソニーから「VAIO U」の発売日が、米OQO社からPDAサイズのWindowsXPパソコンが発表された。「VAIO U」の方は、2ヶ月ほど前に発表されていたが、意外と早く発売されることになった。
この前の旅では、HDDとOSを換装したリブレット60を持っていったが、バッテリーもかなりへたっており、ほとんど外では使うことはできなかった。さらにUSBもついてないし、Cardbus及び3V系のPCカードは物理的に挿すことができない。CF型PHSも3Vだったため物理的に刺さらず、それもあって解約したわけだし。なので、これ以上投資はしたくないので正直言って次のノートPCを物色していたところだった。
当初は、中古で10万切るくらいのDynabook SSあたりにでもしようかなと思ったが、結局バッテリーと液晶の使用リスク(中古品買って多少へたっているよりも、あと4~5万出して新品買った方がいいんで)やメモリの入手などで二の足を踏み「なら13万くらいの新品でも」という時に、リブレットL2あたりが98,000円あたりで売られているのを見たので「うーん、どうしようか」と悩んだところはある(たぶん衝動買いしていたら、旅はもっと質素になったことでしょう)。
ただ、旧リブレットのいいところというかコンセプト……これは開発側のもそうだし、購入した理由の第1位でもあるが……は「あの無茶な大きさ」だと思っている。新リブのL型番は、ちょっとそのコンセプトからははずれてしまっているような気がしていて「ベリ買うです」という気にはなれなかった(店頭で現物みちゃうと特に)。そうこうしているうちに、L3が出て店頭在庫が少なくなってきて、パナソニックからCF-R1RCXRが発売された。タッチパッドながら、あのデザインは「持つことの悦び」(DIMEかSPA!あたりが使いそうなキャッチだこと)もあるからなぁ。
といったところで、今度のVAIOだ。正直、最初の発表時には「VAIOでしょ?ちょっとなぁ」と思っていたが、スペックを見るかぎり悪くはない。ただ、あれで仕事をするかといえば、たぶんしないと思うのだ。
結局「どれか1つ」しか買えないし買わないわけだから、値段も同じレベルであれば、B5サイズのノートを買うだろうし。
で、前にもちょろっと書いたが、いま使っているVisorに何かがあったとき、次もまたVisorを買えるだろうかという不安はある。16MBにしたProも、NEOも、結局日本語版の発売はないし、それ以後本国でもVisor名義の端末は発売されていない(はず)。GSMと一緒になったTreoは出ているが、これまた売れてないそうで、日本のハンドスプリング自体も含めVisorシーンのフェードアウトさは、昨夏の投げ売りあたりから加速しているような気がしてならない。スプリングモジュールも「便利」には違いないがアセンブラ並に「1モジュール1動作」な製品がほとんどで、つぶしが利かないデメリットもある(当たり前だが、1個しかささらないので、同時に使える機能は1つだけ)。それを考えると、次はCLIEなのかなぁ、と。というか現実的に、IBM社は撤退し(もっとも当初からPalm社のOEMだったが)、Handera社も2台目は出る気配なし、Palm社もm100から500あたりの勢いがなくなりつつある(m103が出たには出たが)。となると、CLIEしか選択肢は無い。「次期OSをにらんで開発中の静けさ」と好意的に解釈したいが(でも確実にVisorの次はなさげ)。
PocketPCに関しては、使い勝手がアレなので(今のは改良されたかもしれないが、WindowsCE 2.11を使っていた印象では「アプリで保存するデータにいちいち名前つけないといけない」とか「電池切れたら最期」とかが不便だった。Palmを使ってしまうと、たとえばメモ帳なら勝手にデータが保管されて勝手に1行目をインデックスに追加してくれたりするが、そこらへんの「紙の手帳的な感覚」が便利なので、もう戻れないと思う)、「最近出るパッケージのPDA対応は、ほとんどがPocketPC向けになってしまった」といったソフト面で有利さは感じるが、値段の割に…という気がしている。なんとなく欲しいなぁというレベルでも富士通のPocketLOOXくらいである(それとて、Bluetoothが使えるという理由のみ)。
で、最初のネタに戻るのだが、現段階で15万出して新しいノートを買ったところで、使う機会などは年数回がいいところ。なら、10万で済む新CLIEとアクセサリ一式の方がいいのではなかろうか。というか、新CLIEと一緒に乾電池アダプタも発売されたところに、かなりぐらぐらきている。昔は、DOSのモバギや最初のCE機あたりでも乾電池動作ができたものを、最近はPDAですら充電池なんだもの。さすがに今回の旅で「充電のために泊まる」のがバカらしくなってきたので、ちょっと新CLIEは欲しいところ。その場合の問題は、現在のデジカメとのリンクがまったくできないことくらいで。