PHSのバッテリーの持ちが悪い。旅の時は「移動しているから、基地局のハンドシェイクが多かったせいだろう」くらいに考えていたが、最近は1週間持たないような気がする。ということで、調べてみた。金曜の夜、寝る前に充電セットして翌週火曜の朝には電池切れ。そこから充電して金曜の朝に電池切れ。3~4日しか持たないのだ。
それはさすがにおかしいということで、以前使っていた東京電話アステルの機械のバッテリーと交換する。偶然にも同じ定格で、サイズも同じものだった(もちろん、非保証。やる場合は、自己責任で)。さすがに、こちらは今のところ3日以上稼働している。
バッテリーのこともあるけれど、あと部屋の中でベットに横たわっていたり、床に置いたりすると圏外になってしまうことから、1年も経たずに携帯に逆戻りしそうな気配。本格的に探そうかとも思うが、ナニゲに部屋にあったパンフレットを見ると「コンビニで買えます!プリペイド式携帯電話」というキャッチが目に付いた。
要するに、コンビニやサイトなどでプリペイドカードを購入し、Webマネーよろしくスクラッチしてでてきた番号を登録すると、一定期間もしくはカードの料金分、使える携帯電話のこと(J-PHONEやTU-KA)。auは、若干違っていて、通常契約の端末で事前にカード番号を登録しておいて電話をかける際、番号の前に「1401」を付加することで、通常の請求に乗らないという使い方になるそうで(以前は他社と同じく買い切り専用端末でのサービスもあったが今はないみたい)。PHSでいう「分計」みたいなイメージかな。しかし、7月末から、コンビニ買い切り端末でのプリペイドサービスも予定しているそうなので、それの端末の値段を見てから考えてもいいかなぁ、と(5,000円くらいなら買うね)。もしくは、シャレでTU-KAの奴を買い切るのもいいかなぁ、と。
というか携帯で毎月、払っている余裕がないので、たとえ3,000円分のカードと言えども、J-PHONE・TU-KAで2ヶ月、auなら1年も有効期間のあるプリペイドサービスなら、トータルの支払金額を減らすことができる、と考えたわけだ。下手に「新規1円」につられて契約して「最低利用期間半年です。それ以前に解約されると違約金2万円を申し受けます」みたいなのがあるのも煩わしいでしょ? いくら「使用しなかった通話料を翌月繰り越し」と言われても、3,000円で1年は使えないわけで、多少通話料が高かったり、webにアクセスできなかったり、サービスのほとんどは使えないけれど、過去あまりそれらを使った記憶もないので、通話だけなら一番安くあがるから、まじめに導入を検討している次第。
一応、仕事に就いたとしてプリペイドで足らなくなってきたとしたら、J-PHONEの50シリーズが欲しいという感じ。それとて「ダライアスとゼビウスとグラディウスができる」というだけだし、またJ-PHONEの第三世代が年内に出るため、それを見てから買えばいいか、とも思う。あとは、auのGPSケータイかなぁ。全般的にバッテリーの持ちが悪いのと、月額が若干高いので、できればもう少しこなれて欲しいんだが。しかし、もう折りたたみ以外のチョイスがほとんどできない状態なので、ついに文字通り「折れる」ことになるんだろうなぁ。
ところで、ドコモのことにふれていないが、もちろんドコモも同様なサービスはありますが、あらゆる手段・サービスでNTTにはお金を払いたくないため、最初から利用する気はナッシング。
CPUファン
ナニゲにMONDO21を見ていたら、ブルートレインの旅を放送していた。「昔は、旅行というと夜行列車しかなくて」とかなんとか話しているのを見て、20年ぶりくらいに乗りたくなってきた。ついでに「一番長い乗車はどれだろう?」と探してみると、東京発長崎行きの「さくら」が19時間2分乗っていることになる。そういえば、何年か前に、東京から宮崎あたりまでいくブルトレが廃止されて、さくらが一番長くなったと新聞で読んだような気もする。ブルトレに限らず、夜行列車自体も少なくなってきたし、新幹線でもビュッフェ車両を連結する編成も珍しくなってきた。確かに、キオスクや車内販売どころか、コンビニで買って持ち込んじゃうから、車販の利用率も下がってるんだろうが。あんな旅をしているオレが言うのもアレだが、なんつーか旅情っつーのが無いよね。
閑話休題。PC本体から、なんかファンがこすれているような音がした。しばらくほっといたが、直る気配もないので開けてみると、CPUファンから音がしているようだ。いったんはずしてホコリを払ってみたが、やはり音がする。ファン自体の音は、なれればたいしたことないが、ファンがこすれて出る音はどうにも耐えられない。つーこって、CPUクーラーか6センチファンを買いに行くことにした。
車があるので、ちゃーっと行ったが、夕方だったこともあって、なんとなく車が増えてきた。運転には自信がないので、近場の電気屋をと思ったのが失敗。住宅街の真ん中にある家電量販店(ノジマとセキド)なので、その道すがらには結構路駐があって、車線変更もひんぱんに行うあたりで疲れてしまった(車がでかいので、余計に気をつかう)。結局、2店にはアセンブリパーツがなく、それからヨドバシに行くのも面倒になったので、そのまま帰ることにした。
それでも、音が出るのはうるさいので色々と考えたが、元から付いていた6センチファンを外し、ケースに付けていた8センチファンを無理から付けることにした。CPUヒートシンクの対角線にあたるねじ穴の間隔が大体8センチだったので、それを利用した。応急処置なので1週間くらい持てばいいと思っていたが、全体的な音が静かになって、結果オーライ。
雑記の移動
独自ドメインを取得し、レンタルサーバーを借りることになった。現在は、DNSの関係でまだオープンにはなっていないが、テスト運用を数日行ったところ、便利そう。そのため、DTIの方で展開していたコンテンツもすべて移動することになった。となると、今残してあるのは、DTIが用意した掲示板CGIまわりのみであるため、替わりのCGIを探すことにした。
wakwakを借りた時に探して、いろいろと試してみたが、吐き出すHTMLにTABLEタグを使用していたり、そもそも日記などの用途に不向きなCGIもあった(こちらの要望としては「本人しか書き込みができないようにする」を第一に、「フレームで区切らない」「TABLEタグは使用しない」といったところ)。逆に、日記CGIは「毎日書かなくては…」な感じがしてあまり好きではない。
結局、おなじみKENT氏のsunbbsをちょこちょこいじくって、TABLEタグを使用しないようにして、暫定的にwakwakにて運用していくことにする。
となると、容量とCGIの問題から、2つのプロバイダで運用してきた「やっぱり花穂が好き」と「極楽ゲーム」との合併を考えなくてはいけない。「極楽ゲーム」のほうは、かなり初期(98年頃?)から単独コーナーとして設置し、その後トップへ昇格した経緯があって無くすのもしのびないが、ドメインなども含め、ネタとして「やっぱり花穂が好き」がトップの方がしっくりくる。「花穂好き」の下に「極楽」を置いてもいいが、階層をいたずらに深くしてもアクセスが不便になるだけなので、吸収することにした。
W杯
仕事をしていないがTXの「ワールドビジネスサテライト」をよく見ている。ワイドショウ化したレイトニュース番組がつまらないからだが、ある意味世相を反映していると思うよ。ぬるい導入部の「とれたま」とかおもしろいと思うけどなぁ。
さてW杯である。世間では、サッカーの方と男塾の方があるわけだが、今日取り上げるのはサッカーの方である。新聞か何かで「Jリーグは見ないけど、W杯は見る」という人間が多いのは、単純に「サッカーが好き」ではなく、「世界一流のテクニック」をみたいからだ、という趣旨のコラムがあった。まぁ、それも一理あると思う。Jリーグは、当初がはしゃぎすぎだったにしろ、totoをやりたいがためにチーム数をいたずらに増やし、内容の稀釈を招いたと思っている。皮肉なことにtoto導入してから、わかりやすいシステムになってきてやっと落ち着いてきたのではないだろうか。J1の下位とJ2の上位を入れ替える、というシビアなルールがポイントとなっていると思う。このルール、日本のスポーツ界では意外と見あたらない。せいぜい競輪、オートなどの公営競走か将棋、囲碁くらいなものである(それぞれ、上位グループとその下位グループ間で成績によって入れ替わるシステムがある。逆に言うとトップグループの人数制限があるということ。競馬は、オープンクラスやS級に頭数制限はないが、本賞金と年齢によって下級クラスに降格することがある)。
中津江村はわざわい転じて福となすの典型だろうが、それでもあごあし付きで誘致した割に、親善イベントに協力的でないとか練習が非公開だとかで「これじゃ元が取れない」という自治体も多い。というか、普通に考えればわかるが、各国代表は「キャンプ」をしにきたのであって、「観光」にきたのではない。そりゃ、休日があったり、時間があけば観光するかもしれないが、そもそも客寄せパンダではない。どうも、日本のプロ野球のキャンプのイメージ……「選手が来ました。ファンもマスコミも来ます。お金を落としていきます」……が強かったのではなかろうか。あと、前から気になっていたのが、なんでたかだか1~2日、結果5日遅れただけであれだけ連日報道されていたんだろうか。その裏で、セネガルのキャンプ地、藤枝市の担当者が自殺したということも忘れてはならないだろう。
タレントのHP
最近、スポーツ紙の芸能欄にて「○○が妊娠」とか「××結婚報告」といった記事の中に「自身のホームページ(HP)で公表した」といった文を見かける。あまり詳しくないし調べようという気も起こらないので、記事を読んだときは「ふーん」か「へぇ、この人ももってるんだ」くらいで終わってしまうが、意外と公式サイトを持っている人はいるようだ。しかし、URLくらい併記できないものなのかねぇ(特に最近は紙を買うよりwebで見る機会の方が多いので、内容に興味はなくても「どんなんだろう」という気はあって少し見てみたい気もするから)。それともその対象を気に入っている人にとっては、ごく当たり前な知識だから書かなくても平気なのか。
というのも、結構声優個人orグループでwebサイトを持っている人が多い。もっとも、頻繁に更新しているのは少ないと思うし、イタズラがイヤでメールアドレスやBBSを消したところもあったと思う。何年か前は珍しくてブックマークしていたが、最近は数も多くなってきたので、特にウォッチはしていない。「声優データベース」のリンクはかなり不備があって不便だなぁ、くらいで(個人的には、追記性を重視した日記の類は、その当時の記録という意味もあって、あとから大幅に変えるのはどうかと思うが、リンク集というのはなるべく最新の情報を載せるべき、と考えていて、リンク集のリンク切れは恥ずかしいと思う。リンクチェッカを1回かければ少なくとも「Not Found」が出ることはないし)。
そんなところに大手の青二プロダクションのwebサイトがリニューアルして、所属タレントのプロフィールを公開し、たぶん革新的なんだろうが、そこにタレント個人でやっていたり、他社(主にレコードメーカーだと思うが)で開いていたりする、公式や未公認webサイトへのリンクが併記されていたりする。これは結構便利。
ただ、事務所自体のサイト……これまた調べようとしてないだけかもしれないが……は、あまり多くない印象がある。広くタレントのプロフィールを公表できると言う意味では、いいメディアだと思うが。
葬式
母方の祖父が亡くなった。22日の夕方頃「もう持たないかもしれない」と電話があり、日付の変わる前に息を引き取った。当初は、「仕事で行けない父の名代で」となったが、一般的、もしくは社会通念上は、忌引きというものがあるので、結局妹をのぞいた3人で行くことになった。23日の朝、3枚の13時過ぎの航空券を予約して、17時には長崎・大村空港に到着し、18時のお通夜にぎりぎり間に合った。
長崎の早岐(ハウステンボスの次の駅)というところのため、正直なところ行くだけ大変で、最後に会ったのも8年前に泊まりに来た時以来(その前はというと、それからさらに6年ちょっと前)。回数で言っても10回くらいしか会った記憶はないが、1週間から10日程度、短くても4日はどちらかの家に滞在していたため、父方の祖父母(特に祖父は、物心ついた頃には寝たきりで7歳の時に亡くなったので、ほとんど覚えていない)よりは印象が強い。ここ数年はいわゆるボケが進行して、今年になってホームに入所し、3月のはじめに「あんたヒマだから、一緒に行くか?」と誘われていたのを断ったのが悔やまれる。
それくらいの印象しかないので、あまり亡くなったという実感はわかなかったが、やはり納棺の時には涙が出た。両親の祖父とも酒が強かったそうで、よく「あんたは、じいさんに似たのね」と言われたことがあったなぁ、なんて思い出しながら、精進落としを食べていた。
帰りは、博多まで特急で90分くらい、そこからのぞみに乗っても5時間以上かかるというロングドライブで、博多で買い物をしたにしろ、10時間近くもかかった。やっぱり九州は遠い。
西新宿
先日、オープンしたビックカメラ西新宿店と同日に改装オープンしたヨドバシカメラ西新宿店に行って来ました。と言っても、記念セールではなく、普通に買い物に。
東新宿の方にも、ビックやさくらやが多店舗展開をしていたが、いかんせん「ペンシルビルの1~5階」といった感じで窮屈な印象や日曜午後になると人が多くなって動きづらいといった短所はあった。そこで、数年ほど前にしょんべん横町脇にさくらやのでかいのができて西新宿にもPC店を出店したが、半年持たずに畳み、今度は小田急ハルクにビックの出店である。
さて、アセンブリパーツを中心として見ていたが、ヨドバシの方は、バスターミナル裏あたりにあるマルチメディア館を中心として、いくつか店舗群があるのを再配置したもので、特にマルチメディア館1階は通路を広げ、従来よりずいぶんと見やすくなっていた。また、旧カメラ館との連絡通路を全階に設け、そこも活用して売り場の拡充を図った模様。
ビックの方は、札幌店(旧札幌そごう跡にある)のような印象を受けた。人通りはこちらの方が多かった気はする。アセンブリパーツは若干ながら安く、品数もあったと思う。感心したのは、携帯電話コーナーに稼働する実機を展示していたこと。モックだと形と重さはわかるが、実際の液晶の写りやカタログはウソモンだったし、コネクタ周りが省略されていたりするので、これはいい展示だと思う。ほかにもwebやビデオ制作のソフトを実際にさわれるようになっていたり、上にあるカフェでノートPCやPDAなどのホットスポットを体験できるといった、「ただの安売りに」とどまらない「プラスアルファ」に好感が持てた。
ヨドバシの物量作戦、ビックの体験コーナーにおされて、さくらやは苦戦しそうだなぁ(後日見たところ、ヨドバシにも実機コーナーが置かれていた)。
24時間金田一耕助
5月25日は、横溝正史の誕生日らしく、また今年が「生誕100年」に当たることから(亡くなったのは10年くらい前だったと思う)、日本映画専門チャンネルでは、その日「24時間金田一耕助」なる特集を組む。折しも、当月は「市川崑特集」月間で、月初から新旧「ビルマの竪琴」や「東京オリンピック」、また石坂浩二主演の「金田一耕助シリーズ」もリピート放送されている。
そもそも最初にテレビで見たときは小学校高学年くらいだったと思うが、「犬神家の一族」の菊人形、「獄門島」の逆さ吊り、「病院坂の首縊りの家」の風鈴などのインパクトが強かったことだけは覚えている。その後、5作品とも何年かにいっぺんくらいで放送があったが、最後に見たのは結構前のような気がする。それで、表紙のおどろおどろしい角川文庫版などを何冊か読み、関連書籍で最初の作品が「犬神家~」で、金田一耕助が手がけた最初の事件が「本陣殺人事件」、最後の事件が「病院坂~」だったと記憶している。
その石坂浩二主演の5作品が発表された当時、1970年代は横溝正史ブームであり、テレビでも1時間枠で「横溝正史アワー」といった、2~3回程度で1エピソードを描いていくドラマシリーズがあったそうだ(確かファミリー劇場あたりで1~2年ほど前放送していたと思う)。
また、東宝以外にも松竹や大映あたりの映画もあったし(西田敏行や渥美清も金田一を演じていた)、その後角川映画で「悪霊島」や「八墓村」も映画化された。テレビでも古谷一行、片岡鶴太郎などの主演で2時間ドラマが制作されている(少し調べようと思ったら「邦画データベース」がつぶれていた…。使いやすかったのと、拙作データベースの設計はあそこを習ったものだったので、ちょっとショック)。
さて、ずいぶん久しぶり(「犬神家~」は昨冬、その前となると5年近く前にNHK-BSで「病院坂~」見て以来)に見ることになったが、「まぁこんなものだったかいな」というのが正直なところ。大筋は覚えていたが、細かいシーンは全然記憶になかった部分もある。
日本映画のダメなところと思うのは、圧倒的に気軽に見られるテレビで放送されたときに、「2時間に押さえるために」カットされたり、「4:3に収めるために」トリミングが変更されていることだとつくづく思う。金田一シリーズも例に漏れず、データを見ると140分前後になっているが、最初に見たときは確か2時間枠だったような気がする。明らかに初めてみるシーンがいくつかあった。逆に以前見た記憶のあるシーンがすっ飛ばされていたりもした。「悪魔の手毬歌」の中で、金田一が宿泊した宿の女将がびっこを引いていて、それを金田一がたずねるようなシーンがあったのだが、今回見た限りでは無かった。CSなのに。逆に「獄門島」では、最後の独白シーンで「この島の人間は狂っている」と連呼する部分や、「病院坂~」で「開きめくら」というせりふも出てくる。
地上波では、「放送禁止用語がある」とシーンをカットするか、面倒だから作品自体を取り扱わなくなってきている(「座頭市」が放送されないのは、その最たるもの)。垂れ流しの地上波放送ではなく、意識して加入して見ている有料チャンネルでは、その旨の「お断り」を入れて放送するケースも過去あったし、逆に気にしなければ気になるような部分でも無いため、そのまま放送するのが圧倒的である。過去の作品に対して、後世から手を加えるというのはどうかと思っているし、回避するなら放送の冒頭にでも「これから放送する作品が作られた当時と現在では社会情勢が違い、一部不適切な表現がありますが、作品を尊重し、編集をせず放送いたします。ご了承ください」とでも入れておけばいいだけと思うのだが、いかがだろうか(と思ったら「病院坂−」や「金田一耕助の冒険」には、「作者及び原作者、制作者の意図を尊重し、オリジナルのまま放送しております」と入っていた)。
初心者とPC
親がたまにPCをいじって、エクセルで勤務表を作ったりしている。1週間に2~3回ペースなので、当然、以前に教えた事を忘れていたりする。そもそも、目の前においてある「できる ノートパソコン」などを見れば書いてある。でも呼ばれて教える羽目になる。
思うに、初心者にわかりにくくさせているのが「同じ結果を得るのに、複数のやり方がある」ということではないだろうか。たとえば、「コピー」ひとつとっても、ツールバーの「編集」から「コピー」を選ぶのと、キーボードからctrl+cを押すというやり方があるわけだし、ローマ字にしても拗音を入れるのに子音と母音の間に「h」と「y」のどちらかを入れたり、単独で「l」と「x」のどちらかを付けたり。それと、ワープロ機における「コピー」とPCにおける「コピー」では動作どころか意味が違うし(これは、私もつまづいた。といっても、3.1時代だから、10年近く前になるが)、「保存」にしても「上書き保存」「名前を付けて保存」、さらにフロッピーへの保存では、それぞれクリックするところも回数も違う。ワープロ機を使っていたため、「最後に編集した文章は、電源を切ってもメモリが記憶している」「保存はフロッピーのみ」といったところが、PCでは全く通用しないので、未だに混乱しているようだ。
ツールバーで混乱する原因として、「うまくマウスを動かせない」ということもある。そのためワープロに関しては「わからなくなったら、ESCを押してメニューを出して」という意味から一太郎をインストールしておいたが、そもそも今のメニュー構成は、従前のくくりを優先したため、たとえば「文字修飾」に関する項目が「E・文字修飾」「N・文字サイズ」「W・フォント」といった具合に分かれていて、自分から見ても効率いいとは思えない。しかし、指が覚えているのと、直感的な作業ができるるので、一太郎を使っている。DOCファイルで送るときも、いったん一太郎で作ってからコンバートしているくらい。
解説本に関しては、もう半年以上前に「これを読んでおいて」と買っておいたのだが、そもそも解説本を読んだ気配が無い。もっとも、この手の本は「わからなくなったら開く」か「本を読みながら、それに載っている通りに操作する」のが原則で、本だけを単独で読んでも大して意味はないし、覚えるものではない。たまに電車の中で、エクセルだのワードだのの本を読んでいるおじさんもいるが、それは読んだだけであって、あまり意味はないと思う。車の運転でいえば、実際に何回も運転して「感覚的なもの」を身につけないとダメなのと同じである。
ただ、今のPCを習熟しようとすると覚える事項が多いというのはある。昔は電源を入れて、「一太郎」とか「ロータス」と書かれたフロッピーを入れれば勝手にアプリが起動するのでそのまま使えばよかっただけだが、今はアプリが終了したからといって急に電源を切ると、深刻ではないにしろエラーが出る。また、フロッピーを入れたまま終了させて、それを忘れて次回起動したときには、英字のメッセージが出てパニクってしまう人も多い。もっとも「フロッピーを入れたまま、電源入れたり落としたりはしてはいけない」というのは、今でこそ「フロッピーから起動しないように」という意味くらいしかないが、昔は「電源をいれた瞬間などにヘッドが予想外の動きをした場合、ディスクに傷がつくこともある」といった理由で、前から言われていたことなのだが(98の頃は、ボディ全面にスピーカーがあったため、その近くにフロッピーを置くことすら「やってはいけないこと」としてあげられていたし、今でも帯磁しているハサミやドライバーなどを近くに置くのはためらわれる)。こういった、取説や解説本にも書いてない暗黙の了解というか、決まり事みたいのがあることも、わかりにくくしている原因かもしれない。
職安
毎度職安ネタだが、明日(カレンダー上は今日だが)、失業認定でまたいってきやす。しかし、遠いよね。職安は、居住地管轄が原則なので、私の場合、八王子まで出てそこから横浜線で相模原まで行き、バスで10分程度、徒歩で20分くらいのところの相模原職安に行くわけです。八王子にも職安あるというのに。
運転免許は、さらに悲惨で、神奈川県の試験場は二俣川にしかないので、やっぱり横浜線で橋本まで、橋本から相模線で海老名まで、海老名から相模鉄道で二俣川まで、と乗り継いで行くのだ。また、勉強しなかったものだから、5回目にしてやっと合格したわけで。さらに、取ってから3ヶ月くらいしたときに、財布をとられて、またそこまで行って再交付してもらった(このときは、行きは車で送ってもらった)。で、試験場からは、相模鉄道で横浜まで出て、京浜東北線などでアキバの会社まで行っていた。普通の会社なら、有休とかなんだろうけど、ミニマムな会社だったので「明日、免許の試験ですんで、半日居ません」ってなもので。受かったときは、終わるったのが夕方だったから、さすがにそのまま帰らせてもらったけど(落ちたときは、そのまま会社行っても3時くらいだったから、それから5時間くらい仕事)。
話がずれた。職安に来ている人の、あの「セッパ感」がどうにもなじず、あまり居たいという気にならない。ゲームショウなどの物販ブースに行くためだけに前の日から並んでいる人たちにも似たセッパ感だけれど、あっちは別に買えなくても死にはしないが、こっちは仕事無いとそのうち死んじゃう訳だから、そりゃ目の色も変わるというもの。
まぁ、徹夜を奨励するわけではないけど、やっていた人間からすれば、「何となく集まる」「夜を過ごす」というのが楽しい、という側面もあるわけで、やりたくなる気持ちが分からなくないでもない。特にあの手の人たちは、「宿泊代に4千円も5千円もかけるなら、テレカの2、3枚でも買う」という手合いなので。
外に出ないせいか、雑誌を買うことも少なくなってきたが、どこかで「これはよかった」と見たため、田中長徳「デジカメだからできるビジネス写真入門」(岩波アクティブ新書)をアマゾンで買ってみた。具体的な指南書ではなく、商品写真(ブツ撮り)などのシチュエーション別、および全体的な「写真を撮るときの気構え」を書いてある本で、経験則で知っていた事項もあったが、単純に知らない事も多く、また簡単な言葉でまとめてあるあたりに好感が持てた。特に「最近のデジカメ雑誌では必ず「レタッチ」ソフトの紹介があるが、そんなことをしなくてもデジカメで撮ったデータは見られるし、そこが初心者が入り込めない原因」といったくだりには共感した。そんなにみんながみんな切り張りして「作品」に仕上げる必要はないだろうし、自分だってそこまでやってない。女性の場合、肌の色味をきれいにすることはあるくらいで。今までのアナログ機でも、撮ったまま、もしくは撮ってフォトアルバムに差し込んで終わりな人が大部分なのに、急にデジカメになったから家庭で印刷したりネットで公表したりするわけはないし、それなら最初からアナログ機でやっていればいいだけの話。撮ったデータの気に入ったカットをプリントするなら、量販店やコンビニのプリンタを利用すればいいでしょ、と。だいたい、子供がいても、毎日撮ってプリントアウトする人は居ないと思うけどねぇ。
何回か量販店やコンビニのセルフプリント機を使ったことはあるが、1カット40秒から1分弱くらいあるので、まとめてプリントしようとすると機械の前で結構待つことになる。あと、昇華型の場合、若干マゼンダが強く出る傾向があるので、ポートレートなどで色味を気にする場合は、ネットでデータを送ってプリンタを店で受け取るとかのデジカメプリントサービスを利用した方がいいかもしれない。経験則では、1024×800を普通のサービス判でプリントするとちょっとドットが目立つかなぁ、という程度。故に、高画素のカメラでも、VGAサイズで撮ってしまってはプリントに向かないのである。