久しぶりに訪れたら、いろいろ変わっていてびっくりした今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
すでに1週間前のことだが、仙台に行ってきた。事の発端は、野球好き…いや阪神タイガース好きのS氏が、「阪神OBと巨人OBによる、チャリティー試合があるらしいっすよ。しかもkoboスタで」というのを見つけてきた。さて、11月中旬のkoboスタはどうなることかと思ったが、試合開始は12時半なので日帰りもできなくもなかったが、どうせなら、「土日使って、宮城峡にもいけばいいんじゃない」と提案。その筋で進めることにする。
1ヶ月前。えきねっとだの、旅窓だのでチケットの手配。思いの外、埋まっていたので焦るが、ビジホでは無くシティホテルでなんとか予約を取る。そして往復の新幹線も決まったのであとは当日を待つのみ。
11月15日。朝、9時前に家を出て、半過ぎに東京駅に到着。10:12発なので、お手洗いでも…と思っていると、まぁ人が多い。いったん改札外に出て、少しいったところのトイレを利用して、戻ったところで、S氏と合流。弁当などを買ってホームで待ったが、上下ともヒートテックインナーを着ていたら日なたにいると暑いくらい。秋田新幹線のトラブルですこし遅れたものの、無事に発車する。
あとは弁当食べて、ビールを飲んで、いい心持ちで2時間も乗ったところで仙台駅に到着。ホームに出たところで肌寒いのはさすが。宮城峡の最寄りの作並駅まで行きますか、と思って、在来線の接続改札で聞いたら、「こちら、市内までのきっぷですから、このままいけます」とのこと。そういやそうか。蒸留所は離れたところにある印象だから、勘違いしていた。あやうく改札を出て、Suicaで入るところだった。
30分ほどまって、仙山線に乗り、40分弱で作並駅に到着。雨が降ってきたのだが、さすがに朝ドラ『マッサン』の影響か、シャトルバスが何台も止まっている。ドアに近いところに座って、宮城峡蒸留所へ。バスを降りて、すぐに受付して、ロッカーに荷物入れていたら、早速見学開始。キルン棟を眺めてから、仕込棟、蒸留棟、貯蔵庫と見学。ただ前に来たときにはカフェ式蒸留棟の模型を見て説明を受けたのだが、そこがはしょられていたのが残念(ちなみに写真の右側の建物がカフェ式の蒸留棟)。
そのあとはお楽しみの試飲タイムで、宮城峡やオリジナルの樽だし、アップルワインなどをいただいてから、有料試飲へ。さすがに高いものは完売していたが、それでも一番高いのが1,200円とは安い。そしてここでカードが使えたので、懐を気にせずに頼むことにする。1時間ほど楽しんでから、お土産を購入して、再びシャトルバスで戻って仙山線に揺られて仙台駅に到着。ひとまずホテルにチェックインしてから、居酒屋へゴー。
とはいえ特に予約していたわけではないので、繁華街をぶらぶらする。よさそうな店を見つけても、カードがOKかどうかわからないので、見送ることしきり。なんとか仙台名物っぽい居酒屋に入って、乾杯。ところが、ここはあたりの店で、日本酒の飲み比べも、「えっ? この値段でこれが頼めるの!?」というラインナップでびっくり。そして食べ物はおいしいのだが、少し出が悪い(まぁ、フリーで入る店ではなくて、ほとんどの方はコースで頼んでいた模様)ので、後ろ髪引かれながら後にする。
そしてぶらぶらしていると、少しふざけた店名の焼き鳥屋に遭遇。S氏のアンテナになぜか引っかかったらしくて、入ることにしたらここもまたあたりの店で、がつっと食べて、飲み放題を満喫。ホテルに戻る道すがら、最初に気になっていた店にも立ち寄って、お酒とお造りに舌鼓。料理も酒もよく、そして2人で3軒いって2万円してないのだから、仙台っていいかも!
あけて16日。チェックアウトは12時までなので、普段よりはゆったりめに準備してホテルを後にする。仙台駅についてひとまずロッカーに荷物を入れようとしたのだが、まぁいっぱいで、少し焦る。結局、1階にあるロッカーは半分以上空いていたので、そちらに入れてから、牛タン弁当を買って球場へ。シャトルバスを待つ間は少しぱらついていたのだが、球場についたらそれもやんでいたので、相変わらずの晴れ男。そして何かのガイドで見た、おすすめのピザ屋でピザを買って、場内へ。40分ほど待つことになるが、まぁビールの売り子もいたのでなんとかなるでしょ、と思ったら、全然こちらにこない。こりゃやばいってんで、S氏が買いに行く。そうこうしているうちにセレモニーが始まる。引退されてからたっていることもあってか、出場選手の多いこと。野手登録だが守備にはつかずに1打席だけとか、投手も1イニング持たずに戻ったりすることもあってか、思いの外早くに試合は進んでいく。
そしてゴジラ松井の登場。さすがに鋭いスイングを見せて、あわやスタンドインかという、2塁打も見せてくれた。試合の方は、一方的に巨人がせめて10対0で勝ったのだが、後攻めなので9回裏は無し。もうどうしようかというS氏だったが、試合終了のセレモニーでは選手がサインボールを投げ込んでいて、なんとその1個をゲットすることに成功。試合には負けたが勝負には勝ったようで、よかったよかった。
まさか15時台で終わるとは思ってなかったのだが、シャトルバスの列がものすごいので、歩いて戻ることにする。そしてコーヒーでも飲んで落ち着きますか、と思って駅周辺をぶらぶら。なかなかコーヒーショップが無いし、あっても満席だったので何件目かでやっとこさ腰を落ち着ける。さて、これからどうしますか、というところで、こちらも中央競馬を確認したら、あれ2万円も増えている、と。前日の仙台行きの新幹線車中で、さっくりと予想して買った馬券が、ずばり的中していた。気分も大きく、んじゃ寿司でもと駅に向かうと、こちらも満席。しょうがなく、キリンのビヤホールで乾杯。みっちり飲み込んでから、荷物をピックアップして、お酒などを買い込んで新幹線に乗車。時間通りに東京駅に到着。総武快速で戻って、なんとか日付が変わる前に自宅に戻る。
秋の仙台でまさかの野球を見るとは思わず、そして晴れていたからか震えることもなく過ごせたので、まぁよかった。行ったお店のどこでもおいしかったので、さすがに有数の漁場が近いだけはあるな、と思って、もっと来てみたいと思わせてくれました。あと、今回、宮城峡の写真は、SIGMAのDP2xで撮ってみたのだが、遠目に見える樹木とかにパープルフリンジが無いのはさすが。使い方は少し癖はあるが、旅行カメラとしては上出来。難点なのは、中古なのでバッテリー交換すると、内蔵時計が戻ってしまうところと、その設定が少ししにくい設計なところか。あと、MerrillとかQuattroとかもほしくなっちゃうところも、難点といえば難点かも。