Windows8.1タブレット買った

 たとえば、PC買うのって久しぶりな今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
 勢いでWindows8.1タブレットを買った。lenovoのMiix2 8で、割引ついて32,000円ちょっと。元々、夏の大移動に向けて、何か買うつもりでいろいろと調べて、ショッピングサイトをぐるぐるしているうちに、タイムセールで買った次第。もう、あのサイズで「普通のWindows」が載っていることに感動。


 思い返せば、1990年代なかば、HPの「HP200LX」(1994年11月発売)だの、IBMの「PC 110」(1995年9月発売)だのを指をくわえながら横目で見つつ、「あー、小さいPCってええなぁ」と思っていたのだが、ついに東芝から「Libretto 20」が登場(1996年4月発売、買ったのはその年の12月頃)。一緒に携帯電話のモデムカード(2400bps!)を買って、「出先でJRAのPATや」ということで、盛り上がった(実際にはモデムカードが東京デジタルホンに対応しておらず、ATコマンドをいろいろやってもダメで、結局メーカーに問い合わせたら、「ドコモで調整しているので、送ってください。デジタルホンで調整します」と返事が来てファームを書き換えてもらった)。その後、普通のモデムカード(14400bps!!)を買って、出先で原稿書いて、グレーの公衆電話で送ったりもしたが、いかんせんCPUパワーが低く(i486DX4互換の75MHzで、次世代の30は100MHzだった。そして20のCPUを換装する荒技も出てきて、1台こかしたのもいい思い出。改めて出た50はPentium 75MHzになっていて、それもまたクロックオシレーターのピンを外して100MHzにする荒技で25%のスピードアップをはかったりした)、またPCMCIAがカードバスではないのと、最終的にUSBが使えないのでお蔵入り(魔改造でUSBをつける方法もあったらしいが)。それでも2004年くらいまでちょぼちょぼ使っていた覚えはある。さすがに使いづらいので、入れ替わるようにThinkPadやdynabookの中古を買っては2年ほどで壊れるを繰り返していた。
 それと前後するが20世紀も末になって、WindowsCEながら日立の「Persona」(1998年4月発売)を手に入れて、CE版ATOKいれて「出先で原稿書きや」とやったり、Handspiringの「Visor」に飛びついて2年くらい使い倒して(これまたPalm版ATOKとTargusの折りたたみキーボードを買って出先で原稿書いたり、IrDAとICカード公衆電話の組み合わせから、スプリングモジュールでCF型PHSをつないでメールのやりとりをしていた)から、新機種が出なくなったので「CLIE」に乗り換えて、これまた4年くらい使っていたり(SyncコネクターとPHSの接続ケーブルを自作して受信させていた)。アキバで安売りされていたPocketPCマシンを買ったり、ジャンク品のモバイルギアだの、保険外交員が持っていたであろうWindowsCEなタブレット(というかまな板クラスの大きさ)を買っては、ばらして、復活させて、やっぱ使えないわであきらめたりを何度かやっていた。そして本格的なスマートフォンとしては、イー・モバイルのサービスインと同時に「EM・ONE」(2007年3月発売)を契約して、2年しばりを乗り越えて、メインケータイ自体は、auのINFOBARが出たのをきっかけに、3世代乗り継いで、今ではiPhoneとなっている。
 ここまで、ここ何年かスマホを除いて「Windows OSっぽいモバイルデバイス」が多く、帯に短したすきに長しだったので、いよいよモバイルPCとして2009年に工人舎のA5サイズノートを購入して、「フルスペックOSの小さなPC」を再びこの手に。とはいえ、その時点でも型落ちのCPUなので、出先で作業していてもムキーとなったので、2012年にHPのノートPCを衝動買い。ラインナップで一番軽いのにしたがそれでも1.5kg弱。大移動でACアダプターも入れれば2kg近い重量となってしまう。
 とここまで書いてやっと頭の「何か買うつもり」につながり、タブレットを買ったわけで。実際には、去年の秋に、「Nexus7」を買ってドコモSIMをさしてはいたが、やはりAndroidで本格的な作業はしづらかったが、ここにきて及第点を超える「普通のWindowsで小さいマシン」が出回ってきたわけだ。もう、そのマシン用にATOKを用意したり、EmEditorがないことを嘆いたりしないし、画像加工もなんとか探し出して英語版のやつを使わずにすむので、それはそれは便利な時代になった。理想をいえば、LibrettoのL1とかW100とかではなく、20のサイズで今のスペックなら、と思わないこともないが、仮に出たとして「8万8000円です」といわれて、「はいそうですか」と買えるかといえば、難しいところだが。