たとえば、円高のおかげで海外通販にはまりそうな今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
旧来的な物差しでは「円高=悪」なんでしょうけど、海外通販のスケールで言えば、安くなるのでありがたい。
事の発端は、iPodにヘッドホンアンプをつけると、ちょいと音がよくなるんじゃないというところで、ヨドバシあたりでも扱っていたアンプに興味を持ったこと。調べると、中国の通販サイト・DealeXtremeで安く扱っているらしい。普通に、国内価格の7割くらい、ドル建てだからさらに安くなるという感じ。タイプの違うので2つと接続ケーブルを買っても、ヨドバシで1個買うのと同じくらい。その片方のモデルは、リモコンにもなるので先月の旅にいいかもと、発注したのが7月下旬。船便で税関通るせいか、結局、届いたのは旅から帰ってきてから。3週間ちょっとかかったわけで。商品自体は、直接ヘッドホンから聴くよりは、音の密集具合が緩和された感じで、そこそこ気に入っている。
これに気をよくして、楽天のアメリカ・ダイレクトを物色。さすがに先の通販サイトは、あれからLEDライトとかバッテリーとかを購入はしていたものの、光学系はぱちもんくさいのしかないので、あきらめていたが、アメリカ・ダイレクトは、それこそカメラ本体からレンズ、アクセサリー類も取り扱っているので、そこそこいいかも、と。そこで目をつけたのは、ミラーレンズなのでした。
構造として、普通の望遠レンズは、太い筒+レンズいっぱいなので「重い」「長い」「高い」の三拍子だが、反射望遠鏡と同じ原理のミラーレンズだと、レンズの数は少ないのと構造が簡単なので思いの外安いのである。とはいえ、国内メーカーが扱っているのは2万半ば~3万円弱程度なのだが、今回は送料足しても12,000円くらいで買えたのである。500mm/F8.0固定というスペックとなによりマニュアルフォーカスというあたりで、普段使いできないレンズだし、レンタルにも置いてないようなものなので、試すためだけで数万円はいたいなー、と思っていたので即決。
17日。QVCマリンスタジアムでのオリックス戦で試したところ、思ったよりちゃんと撮れるので一安心。オマケで2倍チューブをつけてみたが、レフトスタンド最奥の位置からバッターだけを写し取るくらいの画角なので、逆に使いにくいかと。200mくらい離れていればちょうどいい感じ。写真は、バルディリスの15号ソロホームランの打席。
18日。早くに目が覚めて、そーいや郵便の不在票があったなぁ、と郵便局にいったものの、快晴に気をよくして、「中山でも試してみるか」と。比較のために、70-200mmに2倍テレコンつけたのと撮り比べてみた。さすがに描写のキレはこっちのほうがいいし、なにより急な合焦も追いついてくれるので楽ちん。重いけど。ミラーレンズは、快晴下だから1Bフィルターつけたせいかなんか色がはっきりしない感じなので、外せばよかった。あと、速い被写体相手は、訓練しないと難しい印象。それでも、普通では見られないショットが多かったのでオモチャとしては面白いアイテム。使う機会が相当少ないけれど。写真は、4コーナーの出口あたりに位置どって、返し馬でこちらに向かってくる馬(上)と、4コーナー過ぎのトップ争いの攻防(下)。どちらも色の補正はしていないので、順光・逆光の差がでたと思う。