たとえば、ソロプロジェクトといえば聞こえもいい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
金曜からのテレビが映らない件は、土曜の9時半くらいに管理会社に電話して、11時半くらいに工事の業者さんが来て、いろいろしてなんとか直る。その間は、5,000円くらいの地デジチューナーを2個と室内アンテナ、ケーブルと分配器で一時的に直接レコーダーに入れてしのぐかと、価格.comみて、あきばおーみて、ヨドバシみて、財布と相談してという感じ。
そのまま打ち合わせで事務所に行って、これまた21時近くまでやりとりして、神田ミートセンターで飲む。ひとしきり盛り上がった話に、「もう、明日勝沼行こうかと。温泉入ろうかと」ということがあった。
例年、10月第1土曜に、勝沼のぶどう祭りに行くのが、ここ数年の習わしだったが、今年は外せない仕事が入り、そのままずるずると打ち合わせで時間をつぶし、メルシャンのぶどう娘も見逃して、ついには11月になってしまった。もうちょっとすると寒くなるので、ここらへんかなと思っていたが、盛り上がったついでに、「じゃ、高尾駅に11時くらいで」ということでお開き。
7日。7時半くらいに目が覚めて、うだうだとやって9時半くらいに家を出て、高尾に着いたのが11時過ぎ。その間に、S氏から「今起きたので今日はやめとく」とメール。やっぱり1人になりましたか。20分の列車があったので、改札出て買い物してそれに乗るかどうか一瞬迷うが、1人なので、飲みまくって行くこともないでしょ、とそれに乗る。
ゴトゴトとゆられて、大月駅、初狩駅を超えたところで、車窓から赤いノボリと「銘酒」という文字が見えた。予定にはなかったが、とりあえず降りてみる。そーいや、いつぞやの飲み会からカラオケ行って朝帰りしたとき、乗り過ごして笹子まで来たっけ。雪降っていたので、階段のところで時間つぶしたのを思い出す。
結局、ノボリは笹子駅から徒歩10分のところにある笹一酒造の新酒フェアらしく、だいぶ盛り上がっているグループもあったし、臨時の駐車場もできるくらい、イス(替わりの酒ケース)が埋まっていた。
ここでは、試飲用のグラスを100円で買って、新酒原酒、にごり酒、焼酎、赤・白ワイン、白のにごりワインの各商品のほか、樽から出してきた非売品のもろみワイン(白)がいただけた。焼酎以外を一とおり飲んで、もろみワインが微炭酸でよかったので3杯ほど。奥には、広島焼き、こんにゃく・大根のみそおでん、甲州鳥もつ、宇都宮餃子、富士宮焼きそばの屋台が出ていた。「ほー、鳥もつか」とおもって見ていたのだが、できたのがホットケースの中にあるにもかかわらず並んでいて、並んでいるおじさんが「これでもいいよ」というと「予約の分なんですよ」とのこと。そりゃ忙しいわな。
唯一地元の味っぽい、手作りこんにゃくを買ってつつきながら試飲の酒を飲み、ほかの商品や地元のそばなどの食事スペースもある酒遊館では、そちらでもひやおろしや純米、にごり梅酒などをいただく。お土産に、辛い調味料とワンカップ原酒をチョイス。酒はそこそこだったのだが食べ物の調達が悪いので、小1時間で出る。
13時18分のに乗って、勝沼ぶどう郷へ。10数分でついて、早速ぶどうの丘へ。今回は、日帰りワンスポットのつもりで、ぶどうの丘の試飲ゾーンで飲んで、天空の湯に入って、溶岩焼き食べて、買い物して買えるつもり…だったのだが、1人なんでねぇ。
とりあえず20分くらいでついたので、1,100円でタートヴァンという、それっぽい試飲容器(金属の凹凸のあるお皿みたいなもの)を買って、地下のワインカーブへ。
カップルor夫婦で来るか、ワイン好きが連れ立ってくるか、完全に仕込みの参考にしているグループっぽいのかがうろうろして絶賛試飲中。一人で来てるのなんていないし。そりゃそうだよね。普通考えないし。
両側にワインの棚、真ん中に樽、その上に5~6本おいてあって、試飲で気に入れば、その近場の棚にあるので買ってね、というのが、白・赤・新酒と3ゾーンあるという感じ。ただ、3,000円くらいがボリュームゾーンで、ハレの日用って感じのが多く、1,000円ワインとか一升瓶ワインとかで出物を探すのが好きなので、個人的にはあまり楽しくなかった。結局、大和と中央、シャトー勝沼のをちょろっと飲んで出てきた。
思いの外、早く終わってしまったので、さすがにこれから温泉じゃないでしょ、というので、いっそのこと、大和葡萄酒へ行くことに。
ぶどうの丘からいったん下って、半ば迷いながらなんとか見知った交差点に出て、果てしなく歩いて到着。小1時間かかるわ。メニューを見て、うーんとうなってから「とりあえずビールもらえます?」と。
ひとりでボーッと飲んで柿ピー食べて、落ち着いたところで、さて試飲。オススメの新酒(微睡。さっきも飲んだけどね)から、古代甲州とかいよいよできた垣根甲州とかをいただく。垣根甲州は、文字どおり垣根栽培なのだが、今まで無理といわれていたものを試行錯誤しているというのをサイトで見てたので、「あー、ついにできたか」という商品。「さすがに有料ですけどいいですか」というので、「全然、かまわない」と頼む。冗談抜きで一口飲んだ瞬間、鳥肌が立った。見かけたらぜひ飲んで欲しい逸品。あとはいつものように、無添加の赤白を頼んで、CPのよい微睡を購入。
はてさて。このままするっと帰るのも芸がない、というか温泉入ってないし、ということで、もう一度ぶどうの丘へ。ローソンで腹ごしらえ、シャトレーゼでアイスを買って、食べながら原茂ワインを目指す。トイレを借りて、さぁ山登り。ここまではウォーキング、ここからはハイキング…。
息も絶え絶え、なんとかたどり着いて、夕焼けがきれいなので写真撮って、ひとっ風呂。露天が込んでいたので、15分もつからずに出てきた。1時間換算で2,400円だよ。息を整えて、お土産を買って、駅に向かう。
目の前で列車に行かれたが、今回はiPod touchで時刻表アプリがあったので、事前にわかっていたのでそれほどショックはなく。駅前で30分くらい待って、17時55分発に乗る。
あとは、高尾駅、御茶ノ水駅と乗り換えて終了。接続がよければ、3時間かからずにつくことがわかったのは収穫。あと、相変わらず大和葡萄酒が鉄板だったのも。ワインの傾向とオレの舌があうんだろうね。