またぞろ文具熱…

 たとえば、ド定番の市場で他社との差異も考えつつ、消費者ニーズにマッチさせるのだから大変だなぁ、と思いをはせる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
 1年半くらい前に唐突に訪れたラミーの万年筆ブーム。ちょこちょこ使ってはいたものの、当然複写伝票とか紙質によっては不向きもあるので、一応ボールペンも常備していた。
 それはそれとして、最近、競馬の専門紙を買って予想に全乗りする買い方をしているので、その際だと万年筆はちと使いづらい。なぜかというと、すぐに書けず、すぐに乾かないから。万年筆は、持ち方が決まっていて(まぁペン先が逆で書けなくもないが)、キャップ外して、向きを確認してから書くわけで。それでいて、数秒くらいインクがかわかないので、その間に手でこすると、もうダメ。いわゆる普通の新聞紙だとにじむし、専門紙だと乾きが遅いのもあるし。
 あと、「大井だからダイソーのでいいや」と思って、100円で買ったのを持って行ったのに、2回目でダメになってて(乾いたのと、インク量もだいぶ減っていた)、ほんとに使い捨てになっていたので、こりゃなんか買わないと行けないわ、と。


 ヨドバシの3階に、普通の文具コーナーがあって、街場の文具屋より多いくらいの品数がおいてあるのだが、そこで書き味が気に入って、かつペン先も太く、ノック式のボールペンを探していたら、合致したのが、ゼブラのサラサクリップ。先のダイソーより安いし(1本80円台)。水性のジェルインクなのでこってり乗って、新聞やマークシートに太い線(ボール径1.0mmまでラインナップ)を書けるのが気に入った。
 ほかにどんなのがあるんだろう、とゼブラのサイトをのぞいてみると、油性ペンのマッキーに水性バージョンの《紙用》があるじゃないですか。しかも詰め替え仕様! エコとかモッタイナイとかじゃなくて、そのギミックにほれるでしょ、詰め替えカートリッジとかって!
 先のように、新聞やマークシートだと、油性ペンは裏移りしちゃうので、使えないのだが、水性ペンなら話は別。こちらも試し書きで気に入ったので、青・赤を購入。改めて自宅でマークシートで試したら、やっぱり書き味いいわぁ。もっとも、こっちはキャップつきだから外さないと書けないけれど、確定情報なんかをかちっと書くから大丈夫でしょ、と。
 まぁ、なんで、そんなにシビアかというと、現場で馬体重なんかを書くときはさっと書き写したいし、乾きが遅いとマークシートに書いたのがこすれて、読み取り不良になったりしたので、そこらへんですね。自分で予想しない全乗りだと、新聞全体にちょこちょこ印つけるので、乾きが速いのはありがたいし。