たとえば、ケータイのみならず固定回線でも情報収集が必要な今日この頃、いかがおすごしでしょうか。
先日、事務所に電話がかかってきた。最初から話半分で聞いていたのでうろ覚えだが、「マイライン連絡会」とかなんとかそんな感じの団体名を名乗って、「今度、距離別から区分別に料金体系がかわり、お安くなることになり、先に法人様から契約の確認を行っている。ついては、作業員が廻っているので、ゴム印でもかまわないから住所と会社様名を記入して欲しい」とのこと。
話半分で聞きながら違和感を覚えたので、電話機のディスプレイを見ると、回線にまつわる電話なのに「非通知」とはこれいかに。「来たら私が応対するので…」と伝えて電話を切った。
即座にマイライン登録時のハガキを出し、マイラインのサイトを見て(ちなみに運営しているの「マイライン事業者協議会」からまわりまわって「社団法人電気通信事業者協会」になる)、コールセンターに電話。代表番号とFAX番号をつたえて、今の区分と代表番号は光IPにしたので登録がないことを確認し、「先ほど、こんな感じの電話があったのですが、そちらでそういう電話ってされてます?」と聞いたら、「うちではそういう電話はかけていないので、回線会社様ではないか」とのこと。つまり、先ほどの電話は、マイラインのオフィシャルを騙った営業電話か、そもそもマイラインに絡んで何かを契約するか売りつける可能性があったわけだ。
最初の電話で感じた違和感は、「マイラインは、通話する際の会社を固定化する政策。そのため”マイライン自体は料金を安くする仕組みではない”」ということを知っていたからこその違和感でして。
ケータイに例えてみると、「イー・モバイルにしたから、ずっと安い」とか「俺、auに入ったから、来月から安くなるし」という感じ(もちろん、ソフトバンクのように「他社より安くする」をうたっているところなら、単純にキャリアを選んだだけで安くなるパターンもあるが)。支払い料金を安くするのは、特定キャリアを使用すること(マイラインの区分を登録すること)ではなく、適切なプランを選ぶこと(区分で登録された回線会社の適切なプラン、オプションを選ぶ)なので、今回のような電話はマイラインを名乗る業者からかかってくるのはおかしい、ということになる。「マイラインの代理店の○○です」ならまだしも。
ということで、回線営業ならたちの悪い営業電話だし、そうでないなら慎重にことを運ばないとなぁと思っていたら、それ以後、電話も訪問も無い。いろいろ突っ込んでやろうと思っていたのに。
そもそも、代表電話は光IPになったし、FAX回線も全区分NTTコミュニケーションズにして、プラチナ・ラインにしてるから、距離に関係ない固定料金体系なので、さっきの電話のケースだと、安くならないから、追い返すだけになりそうだったけれど(今考えたら、FAXの送信時間の平均値とって1分くらいなら、変えた方が安くなるかも)。