たとえば、半年と空けずに通うことになるのもどうかと思う今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
先週、久しぶりに乙女企画クロジを観劇。トラウマが枷となる姉弟を縦軸に、兄が急逝し描けなくなった漫画家を横軸に、「人は独りじゃないんだよ」というテーマのお話(と思っているが)。押さえていた…それこそ12年間…想いが爆発するシーンなどは秀逸でした。
で、白州。去年はいつも通りに10月頭に行って、12月のオードブルのセミナーにも行ったわけだが、春もセミナーがあるのでそちらにゴー。だいたい同じ時間なので、11時に新宿発のあずさに乗車。食べ物・飲み物は持ち込んだので、早速発泡酒を空ける。立川合流組も乗車して、車内ではワインも空け、さながら移動居酒屋。チータラの偉大さだけが印象に残りました。
さて、13時に小淵沢到着。目の前に三脚もって降りる人が居て「今から撮りにアルプス行くんじゃ遅いよな」と思っていたが、改札へ向かうと引き込み線の方に気動車にひかれた「SL試運転」と書いた客車が停まっている。おや?と思ってその先を見ると、黒い車体からもうもうと水蒸気が。そう、SLが停まっていたのだ。「そーいや、小淵沢のあたりでシーズン列車が走るってあったな」と思って、早速撮りに戻る。先ほどの三脚の人も含め、カメラを持った方々が20名弱。とりあえずぱしゃぱしゃ取っていたら、そこに小淵沢止まりの115系が入線して、さらにシャッター音があがっていた。まぁ、言いたいことはわかるけど。
今回はサントリーの用意したタクシーが無かったので、とりあえず駅前に停まっているのに乗って移動。途中、「16時半くらいにも迎えに来てくれる?」ときいたら全然大丈夫そうだったのでお願いする。
セミナー自体は14時からだが、最初に座学会場にて工場長の挨拶と白州の特異なところのビデオ説明があって、そこから発酵、蒸溜、樽の火入れ、貯蔵と巡って、改めて座学会場へ。ここでは、チーフブレンダーの輿水さんのビデオにあわせて、原酒の0年、4年、12年、さらにシングルモルト白州の構成酒ホッグスヘッド、シェリー、スモーキー、そして完成した白州12年のテイスティング。そこから白州10年、12年をハイボールスタイルで飲んでみて、いつものように和菓子やチョコなどとのマリアージュを愉しんで終了。いつものようにハイボールを作って、アイスペールの溶けた水をコップに注いで氷だけ出したり、氷をおかわりしたりとなれた手つきで完飲。これが後々引くことに…。
ほかのメンバーは買い物するが、あまり珍しいものもなかったので、先に試飲ゾーンで荷物のパッキングをし直して、響や構成原酒などを注文。先にも書いたように、テイスティングの種類が多かったので、思いの外時間がかかってしまい、結局この注文だけとなってしまった。
タクシーは呼んであったので、すぐに乗り込み、八ヶ岳高原ライン沿いのチーズケーキ屋までゴー。まぁケーキ屋ではあるが、かつてのほうとう屋の名残か、ケーキ感はゼロ。奥の方にもチーズの工房やお土産ゾーンもあるのだが、わかりにくいわ。閉まる時間ぎりぎりだったので、さらっと見て後にする。そのまま南下して有名なパン屋にも来てみたが、ここも閉まる前だったので、ほとんど無く、後にする。「やはり、クラスティーか」と歩いてクラスティーへ行くが、やっぱり総菜系は軒並み売り切れで、名物ともいえる黒パンを2個のほかは、食パン、バケットなどをごっそり購入。それでも「1個20円引きますね」と安くしてもらって、恐縮。
駅に戻っても、1時間ちょいあるので、近場で飯を食おうとなったが、なんだかはやっているうなぎ屋があるらしく、そこを目指す。店先に7人ほど座っていて、中にも待合がある様子。「19時過ぎの列車だから間に合わなければキャンセル」と伝えて、注文して、待つことに。30分ほどして中に通されて、さらに10分ほどして座敷に入って座ったところで程なく注文の品が届く。まぁ、値段なりでうまいのだが、「なぜに高原でウナギ?」という気はする。ちょっと足らなかったのか、駅に戻って立ち食いそばを食って、列車を待つ。
座ったところで、なんだか疲れがどっと来る。まぁ、曇り空ながら高原だから涼しいだろうと予想していた以上に暑かったことと風がなかったこと、やはりセミナーのテイスティングが軒並み原酒なので50度くらいあったこと、前回と同じ行程ながら「待つ」場面が少なかったことで、じわじわと体力が奪われていたんでしょ。新宿ついても、「乗り換え面倒、座りたいし」というので、総武線に乗って、飯田橋くらいから寝てしまったくらい疲れていたし。