たとえば、1人のために遠出する今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
CDレーベル・ランティスがめでたく10周年を迎えたというので、野外フェスタを行った。場所は、富士急ハイランドに併設のサウンドコニファー229。ということは、何時間もかけて河口湖くんだりまで出かけるわけだ。
とはいえ高尾以西の中央本線は、「オリックスでいうところのスカイマークスタジアムくらいの準フランチャイズ(何年か前まではフランチャイズという意味でも)」レベルでなれている経路だし、6年ほど前にも富士急行線で河口湖まで行っている(2003年9月の河口湖ステラシアター。Priereほか、ガールズバンドのライブ)ので、迷うことなくいける場所ではある。「Suica使えないから、いったんでて切符買い直すのが面倒だな」と思っていたら、「河口湖・西湖フリーきっぷ」というのがあったのもよかったし。
当日は、9:37東京発の中央特快大月行きに乗って終点まで、そこから特急券買って座って富士急ハイランド前まで。12時半くらいについて、ぶらぶら歩いて会場に到着。物販ゾーンが込んでいたので先に席を確認したら、なんと前から4列目、ステージ上手袖のちょうど前あたりと、だいぶいいポジション(真正面よりパフォーマーが見やすいので、真ん中ちょい外れのほうがいいと思っている)。座ったところでだいたい13時くらい。買いに行こうかどうか悩んでいたら、ちょっと席が埋まってきたので、行くのも面倒になってきて、そのまま開演を待つ。
時間ぴったり、14時に爆発音(本当に。なんの前触れもなかったので、耳が痛かったし、燃えかすが降ってきたし)とともに開演。トップバッターは、ランティスといえばこのアーティスト、JAM Project。以下、いろいろと出てきたのだが、「10周年を記念した祭り(フェス)」ということで、おおむねリリースしたばかりの新曲ではなく、「最初に歌った歌」とか「思い出深い曲」といった趣の選曲だった。で。お目当ては言わずもがなで清水愛だったが、前後で中原麻衣と一緒に「秘密ドールズ」、はけてから畑亜貴、そのちょっと前にのみこと、好みのラインナップで満足。
ただ、夏フェスとはいえ「気をつけ」で並ぶと肩が当たる程度の狭さの指定席で、正直このままラストまでいるのは肩だの腰のダメージと、翌日の絶対外せない仕事へのマージンの両方がきついので、だいたい6時間くらいかけてやるところの2時間半くらいに、中入りなのか5分くらいのインターバルがあったので、出てきた。ケータリングの屋台村を見て食べたいものもなく、物販ゾーンで公式パンフと先行のHM3のムックを買って、またぶらぶらと歩いて駅に向かった。
帰りも、特急券買って座って大月まで行き、さらに1本遅らせて駅そばで腹ごしらえ(朝、食べる時間がなく、おにぎり4個と途中補給の意味でスナックパンを用意したが、前者は行きの特急内で2個、帰りの歩いて駅に向かうところで2個、後者は結局食べずじまい)。そのまま高尾行き、東京行きと乗り継いで21時くらいに帰宅。
これほどの野外フェスというのは初で、その意味でも成否が問われたが、イベントとしては成功だろう。感想は、先ほどの「指定席の狭さ」と「開演時間の長さ」、それと見た範囲では1人1~2曲だったので「もうちっとやってくれたらよかったのに」というところ。アクセスのしにくさは、キャパと演出を考えれば仕方のないことと思うので、アレはアレであり、と思う。正直、翌日の仕事がなくて、14時~19時くらいだったらがんばれたと思うけど。高尾~大月と大月~河口湖のそれぞれで、30分に1本ペースの電車を考えると、それ以上早くできないだろうし。それよりも、思いの外、大月で精算している人が多くてびっくり。ちょっと調べれば、「富士急行はSuica使えない」「特急含めて30分に1本だから込む」「フリーきっぷか、通しの乗車券を買っておけば、改札を通れる」というのはわかりそうなものだが、勘どころが無いと難しいのかもね。何はなくとも、「行き先」「経路の電車」「乗り換え駅の時刻表」は調べた方が楽だし。
まぁ個人的には、そーいや10年前に、「新しいレーベルなんだ」「なんだかファースト・スマイルとかぶるなぁ」「でも、資料請求するか」ということやTABLEタグで作っていたオフィシャルサイトを思い出す。