年末年始特番

 GBAに折りたたむとコンパクトに収まる新型が発表。「ちっちゃな機械でちっちゃな女の子(声をあてている人もちっちゃい/笑)が出てくるゲームでもやれ」と。
 なんとか、時間をやりくりして、年末年始の特番ビデオをあらかた見た。今年は、あまり撮るものがなかった(TBSで3日の深夜あたりにやっていた「噂のCM美少女」シリーズがここ数年やってないんだよねぇ)のだが、特筆すべき事項がひとつ。CXで元旦の朝8時半からだいたい13時くらいまでやっていた「爆笑ヒットパレード」という番組が、今年から「新春お笑いカーニバル」というぬるいタイトルになって放送されていたのだ。
 従来のパターンは、確か去年が37回目でそのほとんどを高田文夫が構成作家として携わっていて笑芸っぽいテイストもあって、そこそこ面白かったのだが、去年のはちょっとひどかった(ただ、太神楽の海老一染太郎氏が亡くなる1ヶ月前で、かろうじて元気な姿が見られたのはよかったと思う)。
 というのも、5時間近い放送だけれど50何組も登場する構成で、当然1組あたりの時間はそうとう短く、中には前フリだけして「(そろそろネタをやるから)いいかげんにせんかい」と突っ込んだところで、スタッフ側が本ネタが終わったと判断して場面展開の音を入れてしまって、「オイ!まだ何にもやってないぞ」といいながらCMに行ってしまった、なんて例があったし、司会に振られて「ちょっと短かったですねぇ」というのが何回か聞かれた。
 さすがに今年は反省したのか、構成作家の名前が増えたうえに倉本美津留や木村祐一を迎えて、全体的に見せようという意識はあるものの、いかんせん吉本色が強くて「これはこれでちょっとなぁ」という感じだった。「テレビ寄席」テイストから「テレビ番組」テイストになった感じで。
 あと、いつも思うんだが、いっこく堂は5~6分じゃ面白く無いと思う。それくらいの時間だとテクニックがすごすぎて「なんか違和感あるんだけれど、なんだろう?」と思っているウチに終わってしまう。「ああ、そうか。例の時間差がさらに複雑になったんだ」とわかった頃には次の芸人さんのネタが始まっているし。
 このほかの番組では、「猪木祭」が非常につまらなかった(試合自体はそうでもないけれど、いかにもなストーリーを用意しすぎたところ。格闘技のダイゴミは試合そのものなんだから)のと、「スポーツマンNo.1決定戦」でなぜかケイン・コスギの映像が全く出てこなかったあたりがちょっと疑問だったが、あまりパッとしたものは無かった印象が強い。よっぽど暮れにやっていたM-1や毎回見ている志村けん・笑福亭鶴瓶の奴の方が面白かったかも。しかし、志村けんは結構出ていたなぁ。
 というか、もうTBSはスポーツは辞めた方がいいのでは? 前日夜や当日夕方の前番は、去年もその前もだいたい同じような構成だし、どうせ今週あたりのZONEでも後追いするんだろうね。