ADSLの高速化、長距離化

 連日、Xboxのチップベンダーwebサイトがつぶれているような気もするが、今度はMAMEがつぶれている。どうも「XDK(Xbox development kit)をコピって使っていたので、その中にあるMicrosoftのコードを無断使用していた」とのこと。
 まぁ、そのうちなんかが出てくるでしょうし、MODも新しいタイプ(12ワイヤーや30ドルくらいの奴とか)が開発中らしいので。
 さて、本日の話題。ADSLの高速化、長距離化のアナウンスが相次いでいる。14日にアッカ・ネットワークスから「下り最大10Mbpsに向上するファームウェアを提供する」「今秋にはエコーキャンセラ技術で長距離化(伝送距離7km程度)、高速化(500kbps程度上乗せ)を行う」とあり、さらに19日にはイー・アクセスから「10月から最大12Mbpsの接続サービス(ADSLプラス/伝送距離が4~5kmから6~7kmへ延長、速度は100~500kbps上乗せ)を導入する」とあった。また、24日にはNTT東西から「今秋をめどに、『フレッツ・ADSL』に最大伝送速度12Mbps、伝送距離7km程度の新メニューを導入する」と発表。そして27日、Yahoo!BBから「8月から最大伝送速度12Mbpsのサービスを開始する」と発表した。Yahoo!BBは、特に長距離化をうたっていないが、現在もリーチDSLにて対応しているので、「それよりも高速化」なんだろう。
 ところで、こうして並べてみると、まだ細かいサービス提供地域が発表されてなかったり、されていても、こと高速化に関しては「現在リンク速度が8Mbps出ている地域」とかの表記なため、結局使えないことがわかる。
 MYCOM PC WEBのコラム(ハイテクウォーカー【第28回】ADSL高速化の正体)を読むと、なんとなーく「他社に先んじて高速化」という感じも受ける。特に現在サービスを受けられる地域というのは、ほとんど先の4社のサービスが受けられる地域なため、「Yahoo!BBはちょっとイヤだったけれど、速くなるなら…」とか「フレッツ、乗り換えたいし…」というユーザーを囲い込みたいのだろう。まぁ、「ベストエフォート」の数値が当てにならないのは今に始まったことではないし、こちらとしては「相模湖を早く対応してくれ」というばかりである。