母方の祖父が亡くなった。22日の夕方頃「もう持たないかもしれない」と電話があり、日付の変わる前に息を引き取った。当初は、「仕事で行けない父の名代で」となったが、一般的、もしくは社会通念上は、忌引きというものがあるので、結局妹をのぞいた3人で行くことになった。23日の朝、3枚の13時過ぎの航空券を予約して、17時には長崎・大村空港に到着し、18時のお通夜にぎりぎり間に合った。
長崎の早岐(ハウステンボスの次の駅)というところのため、正直なところ行くだけ大変で、最後に会ったのも8年前に泊まりに来た時以来(その前はというと、それからさらに6年ちょっと前)。回数で言っても10回くらいしか会った記憶はないが、1週間から10日程度、短くても4日はどちらかの家に滞在していたため、父方の祖父母(特に祖父は、物心ついた頃には寝たきりで7歳の時に亡くなったので、ほとんど覚えていない)よりは印象が強い。ここ数年はいわゆるボケが進行して、今年になってホームに入所し、3月のはじめに「あんたヒマだから、一緒に行くか?」と誘われていたのを断ったのが悔やまれる。
それくらいの印象しかないので、あまり亡くなったという実感はわかなかったが、やはり納棺の時には涙が出た。両親の祖父とも酒が強かったそうで、よく「あんたは、じいさんに似たのね」と言われたことがあったなぁ、なんて思い出しながら、精進落としを食べていた。
帰りは、博多まで特急で90分くらい、そこからのぞみに乗っても5時間以上かかるというロングドライブで、博多で買い物をしたにしろ、10時間近くもかかった。やっぱり九州は遠い。