デジカメガジェット

 たとえば、カメラ本体ではなくアクセサリーってそんなに買わないけど衝動買いする今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
 仕事でも、趣味でも、デジカメを使うことがあるのだが、パーフェクトに1台で済むことはまず無い。大きさ、重さ、バッテリーの持ち、レンズの焦点距離などなどスペックから操作感、できあがった画像の画質まで様々なファクターで、「あれもいい、こっちも捨てがたい」という状態。普段がデジタル一眼なので、たまにコンパクトを触ると、まず間違いなくぶれる。小さすぎるのだ。大きさもさることながらフォールディングの問題かと。春先に何機種かレンタルして、一周回ってキヤノンよね、と割り切って買ったのに、「やっぱ画質だな」と(旅先で使う機会を考えれば、望遠よりも広角、暗いところも安心、撮影スピード、そしてRAWがあればみたいなところ)。
 そんなこんなで、周期的に「程度のいいコンデジ買いたい」というのがやってきて、今もそんな感じなのだが、それに輪をかけるアイテムが登場。無線LAN機能内蔵のSDカード、その名も「FluCARD」。


20111102_dsc_0151.jpg 勘のいい人ならお気づきだろうが、同じコンセプトの商品は既に出ているし、持ってもいる(写真の左、Eye-Fiカードがソレ)。コンデジに入れっぱなしで、たまにAndroidに転送したりもするけれど、なんか反応悪いんすよ。CF変換アダプターに入れてデジ一でも試したけれど、うまく撮れなかったので、仕事では使えず。
 ということで、今回、Amazonポイントもたまっていたので、えいやっと購入したら、最初は「1~2ヶ月くらい」の納期が「予定より早くお届けできることになりました」って。10日もしないで届いたわけだ。こーゆーときだけ気を遣わなくてもよろしいのに。
 さらっと使った感じのEye-FiとFluCARDの違いは、
・カードの設定変更は、Eye-Fiは親切だけれど要PC&専用リーダー、FluCARDはブラウザさえあればできるが簡素すぎる。
・iOSとAndroidの専用アプリは、Eye-Fiは無料のが1個、FluCARDは有料のが複数個(うち1個はiOS用のlite版が無料)。
・PC(少なくともWindows)の専用アプリは、Eye-Fiは1個、FluCARDは無し(ブラウザでなんでもやっちゃう)。
・どちらも日本語公式サイトはもちろん、説明書の類いが簡素(こんなもの使う人は、人柱でしょ、的な雰囲気がにじみ出ているのでアリはアリ。「玄人志向」的な)
てな感じでしょうか。
転送速度は若干FluCARDのほうが速い印象。ただブラウザで見るので、リロードしないとなにも変わってないように見えるので、壊れたかと思って一瞬あせる。
 軍配は、世代を重ねてこなれてきているEye-Fiですかね。FluCARDは、バッテリーをよく消費するのと、カメラの電源が切れると不安定になり、結果もう一度最初からなところがよくあって。逆にブラウザで設定変えたときも、カードを取り出さないと反映されないこともあって、そこらへんが出先だと不安かも。使用感はものすごく簡単だし、値段もいくらか安いので、そこだけ見たらオススメなんですけどね。
 ということで、SDの使えるデジ一でも買おうか、それともサブ機なんだからPowerShotで済まそうか、いっそキヤノンを離れてミラーレスでも、いやオリンパスがどうなるかわからんぞ…という深みにはまっていくのでした。