地獄の1週間

 たとえば、飲んだ翌日はよく下る今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
 金曜日。九段会館のバニーガールを拝みに、ビヤガーデンへ。オーダーが通らなかったりしたが、まぁ縁起物なので、あんなものでしょう。遅い時間に入ったので、3杯ほどしか飲めず、神楽坂まで足を伸ばして、ちょっとつまむつもりが、いい鶏焼きの店を発見。長っ尻で、デキャンタ焼酎をひとりで飲み干す。
 土曜日。頭痛いまま起きて、洗濯機回して、午後から打ち合わせ。終わってボトルが入っているはず、ということで居酒屋へ。ところが、料理が焦げ気味だなぁ、と思っていると焼き牡蛎は普通に出てきた。これが地獄の始まり。とりあえず、焼酎ボトルを空けて、梅酒も空けてお開き。


 日曜日。頭痛いまま起きて、ぼーっとしていると、いきなり夕方に来た。最初は、日付落ちのサンドイッチなどを食べたせいかとも思ったが、体調もだるくなってきたので、日付かわるあたりで早々と寝たのだが、それから1時間おきにグルグルピーの波状攻撃。トイレに駆け込んで、15分くらいして落ち着いてから、ベッドに戻り、うとうとすると、またトイレ、という感じ。やっと寝られるようになったのは6時近く。
 当然、普段通り行けないので、昼前にメール入れて、もういちどトイレ行って、寝直す。なんとか起き出して事務所についたのは17時過ぎ。ちょろっと仕事して、スーパーで野菜ジュースやアクエリアスのカロリーゼロのとか、豆乳とかを買い込んで、おかゆを炊いてちょろちょろと食べる。こわごわと1時くらいに寝る。しかし、この夜も回数こそ少なかったが、トイレに駆け込む。
 火曜日。一応普段通りに起きて、おかゆを食べて、落ち着いてから出社。事務所でも何回かトイレのお世話になったし、消化によさそうと思って、とろろそばを食べ、下痢止め薬を飲んだにもかかわらず、やっぱり下っていく。でも、まぁトータルの回数自体は減った感じなので、薬を飲んで寝る。なんとか夜、起きずに済む。
 水曜日。例によって朝はおかゆで、薬は飲まなかったが、なんとか回復してきた感じ。トイレの回数は激減。しかし、食欲というより、固形物を食べたいという欲求がいっさい起こらず、試しに体重を量ってみたら、それほど減ってはいないが体脂肪が2%くらい下がっていたのが笑える。
 木曜日。食欲無いのをのぞけば、ほぼ回復。念のため、朝夕はおかゆだが。ということで、たぶん牡蛎だろう、という結論に達する。
 元々、下痢だの発熱だのは、身体の正しい反応と思って、初期には薬は飲まない主義なのだが、今回は飲んだにもかかわらず下る、という珍しいパターンだった。一緒に行ったS氏は、さらに発熱も併発したらしくて、1週間で出社したのは半日程度というひどさだった。やはり「Rのつかない月」に食べるものではない、と実感。