たとえば、「美しい酒へ」をテーマに旅に出る今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
例によって例のごとく、初秋恒例となりました「山崎、勝沼ツアー」の開催ですよ。今回は、10月のメルシャン勝沼ワイナリーのハーベストフェスタ初日ねらいではなく、「ぶどう踏みは毎週末やってますよ」情報を得たので、リカバリーの楽な10月7日・8日に設定し、9月に入った頃からメンバーに声をかけたところ、都合7人の大所帯で移動することになった。
10時半、新宿駅集合。以前とは違い、特急ホームへは中央線上りホームから行けるらしいので、ちょっと楽かな。その分、コンコースで弁当買わなかったので、ホームの弁当売りやキオスクが混んでいたので失敗。というか朝に食べたカレーパンがまだもたれていたので、飯を買う余裕なし。ビールを2本握っての乗車となった。車中、早速買い置きしてあるのをつまみながらビール。しかし最近は車内改札しないみたいね。指定席でもめてたら調停するとか、きっぷ買ってない人向けに巡回している感じ。
定刻通り12時54分、小淵沢駅到着。雲がかかってきたのもあるが、さすがに肌寒く感じる。珍しく並んでいるトイレを横目に、改札通って外のトイレで用を足し、落ち着いてみると、なんとタクシーが1台も無い。目の前にある配車所に行って、2台よこすよう伝えてちょいと待つ。
ぷらっとサントリー白州蒸溜所に到着。数えて3回目となるので天然水コースもよかったが、初めての人もいたので全員ウイスキーコースに参加することに。
つつがなく見学が終わっておなじみの試飲タイム。今回は、白州12年と北杜12年のハイボールとハーフロック。それぞれ1~2杯ずついただいて、お隣の有料試飲バーにゴー!
7人でどかどかとやってきて最初に「響30年、7杯」と言うのもどうかと思うが、まずは未体験ゾーンからいくのもおつでしょう。ノドボトケとコンニチワしたら無くなる感覚にびっくりしつつ、あとは這々の体で好みの銘柄をチョイス。途中で銀座・うさぎから持ってきたというバーカウンター&スツールに5人が移動してがっつり飲んでいたようです。こちらの2人で、あーだこーだと飲んでいたら、あとから1人できた人が「そちらは何を飲んでるんですか。よかったらこっちのも飲みませんか」と声をかけてきた。よくよく聞くと、ほかの蒸溜所も行ったことあるようで、今回は飲めない友人に運転させて来たとのこと。確かに4杯も頼んでたら、1人で飲むのは大変だよなぁ。こちらも山崎がどうの、ニッカはエントリークラスも飲めるけどサントリーのやすいのはダメだとかを話し込む。
で、L.O.が16時、売店のほうも16時半で終わるというので、急いで飲み干してから買い物にいく。今回は当日飲む以外のものはすべて事務所に送りつけて、各人が取りに来るというパターンにしたのだが、土産の定番・蒸溜所限定シングルモルト8箱とか、樽だし原酒が何本も入ったかごをどっかと精算している風景はびっくり。おいおいぶらついたところで、時間も時間なので、タクシー呼んで一路駅に向かうことにする。
運良く10分後くらいに上り列車がくるようなので、売店でこちらも例のごとく、八ヶ岳ヴァイツェンだのを買って乗車。早速あけます。旅の必需品は、タオルと薬とiPodと栓抜きです!
甲府についてからは、念のためコンビニによって水だの朝飯だのを買い込み、こちらもおなじみ湯村ホテルにチェックイン。19時からの宴会に備えてひとっ風呂浴びてきます。
宴会場では、以前には無かった「持ち込みはご遠慮いたします」といった張り紙を目にする。なーんだ、モルトとか水とか持ってきたのにねぇ、といいながらテーブルの下に隠す。料理はちょっと腕が落ちたかなぁ。あいかわらずタネはいいけど、こしらえがどうかな、という感じ。
終わりしなに掻き込んだご飯が腹にたまって、何もできないままぼくの部屋に5人が来ての大宴会。あいにくとTVにビデオ端子がなかったのでiPodからムービーは流せず、人のDVDを延々と見る羽目に。というか、先ほどのご飯がふくらんで酒所ではなかったのが敗因。ちょっくら風呂に入ってくれば、また変わったかもしれないけれど。
テンション低いまま、日付がかわる頃にお開き。なんとか出歩けるくらいにはなったので、誰もいない大浴場を貸し切りにして、体がぬくいまま布団に潜り込む。