箱根満喫ツアー

 たとえば、旅行に行く目的が酒と温泉というのはチョイ悪親父なんですか?な今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
 8月上旬の仙台ツアー(楽天戦を見てニッカ宮城峡蒸溜所で痛飲、ローカル線に乗り遅れて帰りはギリギリになったという奴)の興奮もさめやらぬなか、久方ぶりにお盆休みを1週間近くとれたので(まぁ月曜は回線工事立ち会いで事務所に行って、火曜は大井で散財したわけだが)、「んじゃ小田原のかまぼこ手作り体験教室と地ビールのホールに行きましょ」ということになった。その工事立ち会いの日に最終的な参加人数と日程が決まったので、その場で例によって楽天で予約。しかしたいていのホテルは埋まっているし、よしんば空いていたとしても1人2万円は予算オーバー。「どうする? 温泉じゃなくて小田原のビジホ?」とか思っていると、箱根の湿原あたりに安めの温泉宿があるのを発見。よく見ると山奥の一軒家風、ご丁寧に洋館のしつらえで長テーブルにローソクの明かりで食事をとれるような感じのイメージショットがあって「なんだか、金少簿に出てきそうな絵だなぁ」ということで盛り上がった。
 当日、方向が違う面々が小田原駅に集合。そのまま登山鉄道で2駅くらい行ってかまぼこの鈴廣に到着。体験教室まで時間があったので併設のそば屋で軽めに食べる。が、いそがしいらしいのか席に通されるだけで注文を取りに来ない。なんとか呼びつけてざるそばだけを注文。ものは来たが、こんどはお茶もお水も無いことに気づいた。プンスカしながらギリギリの時間で体験教室へ。早速、紙エプロンとヘアーキャップを装着してすり身と格闘。意外と粘度が高く、きれいに盛れなかったし、ちくわの方は竹筒にくっついてくれなかったので難儀したが、そこはそれ、かつての版下製作で培った「一気に平らに塗りつけるワザ」でなんとか形にした。ちくわは15分くらいで焼き上がるので、それを待って、食べつつおみやげ売り場へ。新館を建設途中なので「仮設店舗で営業中」と書いてあったが、それほどちゃちくないのはさすが。当日夜のつまみも含めて4,000円くらい買い込む。そのまま隣にある地ビールを供するビアホールへゴー!
 定番のピルスとエールタイプのほかに、季節のビールがあって夏場は最近はやりの上面発酵の白ビールタイプ。しかもレモンも用意してくれるのは、わかっているというか。90分でビールのみ飲み放題コースがあったので、そちらでがっつりといただく。やはりここにきて肉を食べるのも野暮なので、練り物からいって、干ものやマグロの焼き物でガッツりと。、
 満腹のまま出て登山鉄道で箱根湯本、湯本からバスで30分ほど揺られて本日のお宿、7th Heavenへ。もう箱根湿生花園の真ん前なので周りはまっくらな中、チェックインが早まった連絡をしたら「外に出てお待ちしております」とのこと。見た目は普通ですし、なによりこの春から営業しているので中はものすごくきれい。というか、露天と内風呂があるのに、1日1組しか泊まらないので労せずして貸しきりなんですよ。部屋も4部屋あって、結局1人1部屋でぐっすりできたし、コンビニで食料調達してきても、家庭用の冷蔵庫があるので入れておけばいいし、管理スタッフが1人いるだけなので、馬鹿みたいに騒がなければ夜中になっても飲んでは入り、あがっては飲むを繰り返せて、あまつさえ露天風呂につかりながら飲んでもいい上、欲張らなければ発泡酒や麦茶あたりはフリードリンクとして用意してあるわけですよ。もう文字通りのB&Bなので、夕食は事前に言わないと出てこないが、それ以外はもう最高! 最初は楽天やじゃらんとかの「利用者コメントが少ないなぁ」と思ったけれど、それを経由すると1割くらい乗せられているので、そりゃリピーターは直で予約しますよ、コメントも書けないですよ。
 5時間くらいしか寝られなかったにもかかわらず、寝起きの露天が効いたのかずいぶんと気分よく起きられた後は、ギャルソン風のお兄さんに給仕してもらいつつ、ゆっくりと朝食をいただいて、1時間ほど湿生花園からの風を感じながらだらだらと過ごしてからチェックアウト。とりあえず、もう目的は達成したので芦ノ湖まで足を伸ばしたところで、今はロープウェイの架け替え工事中らしくシャトルバスに乗り込む。そしたら「ただいま渋滞しておりますので、到着まで1時間半くらいかかります」とのこと。乗ってから言われてもなぁ…。うつらうつらとしながら、1時間ちょいでついたのでまぁ、よしとしよう。そこからロープウェイ、ケーブルカー、登山鉄道と乗り継いで小田原に到着。港町まで行こうと思ったら湘南新宿ラインで事故があったらしく、電車がまったく動いていない。しょうがないので近場で食べようとおもったら、ランチタイムが終わったくらいでどこもやっておらず、30分くらい歩いてなんとかやっているスシ屋にたどり着いたら、タネはいいんだが、こしらえがよくなかったのですぐに店を出る。帰りの電車まで3時間近くあるので、しょうがなく駅ナカの魚料理店で2時間近くだらだらと過ごして、喫茶店に移動して時間調整。そのころには復旧していたので時間通り発車しましたとさ。というか中でめっちゃ寝ていたですよ。
 ということで、大人になったせいか、「箱根」でもだいぶ楽しめる自分に気づきつつ、ありゃ地ビール&温泉で4カ月に1回行ってもいいなぁ、と思っちゃいました。

夏競馬

 たとえば、夏競馬といえばトゥインクルレースな今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
 夏休みになったので、物珍しさもあって大井競馬に行ってきた。ギャンブルの現場に来るのは実に5年ぶりくらいだし、何より大井競馬場は初めてである。
 とりあえず13時くらいから始まって21時近くまでやっているので、そんなにがしがしと張り付かなくてもよく、15時に錦糸町に集合し、はとバスの無料バスに揺られて大井競馬場に到着。指定席を購入使用とすると、一般席しかないらしく、それでも「確実に席がある」のを優先してそこにした。
 まぁ、普通のスポーツ紙だと、地方競馬で馬柱が載っているのはメイン3レースくらいなので、それまでは出走表見ておもしろい馬名を探しつつ、三連単で4-3-2を全レース買ってみる。ちょっときびしいがシミズと読めなくもないから。
 んが、すぐ近くに売店がないので1階までおりて飲み食いすることに。風の吹かない中、昇ったり降りたりをくりかえして異常な汗をかきつつ、最終レースまでオケラ街道まっしぐら。結局6,000円張って戻りは0円。
 いいわけではないが、調教タイムと前走のタイムなどを参考にするので、慣れない東スポでは予想しづらかったのは確か。今度はちゃんとやるかぁ…。
 ところで、地方競馬場は、岩見沢、船橋に続いて3場目、競馬場に限っても東京、札幌を足すだけなのでそれほど行ってないもの。投票したことある場所はもっと多いんだけどねぇ。

夏コミ

 たとえば、二の腕に気合いの入ったタトゥーかと思ってよく見れば、汗で張り付いた袖口のレースだった今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
 真夏日に夏の祭典、コミケット。もうここ数年は企業ブースの挨拶回りか差し入れかくらいでしか行ってないので、全然買い物をしない。2年ほど前に「一番高かった買い物はカタログ」という状態になってからカタログすら買わなくなっているし、そもそもシスプリは本とかグッズとかCG集を買ったが、実は双恋関連はまったく買ってないのデスよ。結局、オフィシャルで出るもの自体がクオリティの差というかアイテムの立案具合あたりで同人化しているので、別段コミケに行ってまで買うものって思いつかないし。まぁもちろん、双恋のエロマンガをワークスが出すわけ無いけれども、こちらが期待しているのはやはりオフィシャルな絵なわけで。「話おもしろいけど、絵がなぁ」という同人誌なら「絵はグンバツだけど、エロじゃないし」のオフィシャルでも我慢できるわけで。というか、やっぱ声だしね。
 で、今回がコミケ70らしくて、いやなことを思い出しました。私、最初に行ったのって34なんですよ。もう半分以上行っていることに気づいて、いやいやいや~ん。