九州縦断取材記

 たとえば、駅売店のつまみの種類で駅の優劣をつけがちな今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
 唐突に、九州新幹線「つばめ」の乗車記事をやることになって、ついでにJR九州に取材の申し込みをする。だんだんと話がすすんで、29日に取材という日程になった。さて、あと数日というところで、飛行機のチケットを手配しても安くはならないので、「のぞみ」+一泊分を考えてみたら寝台特急「はやぶさ」で熊本まで行ってもそんなに値段は変わらないという結果になった。なので、20数年ぶりにブルートレインに乗ることになった。
 当日は、アキバで買い物してから東京駅に17時半くらいにつき、車内販売が無いそうだから弁当2個、発泡酒とサワーを1本ずつ購入した。事前に麦茶2リットル、麦焼酎をしこんでいたので、荷物の総重量は20キロを軽く超えていたくらいだし。
 で、18時03分、定刻通りに東京駅を出発。早速飯を喰らい、発泡酒を飲む。改札前に終了。それからだらだらとのみ、23時頃に就寝。
 翌28日、朝6時半の放送開始頃に目が覚める。もう一つの弁当を食う。そして寝る。9時くらいに起きて、だらだらとすごす。熊本には11時42分に到着。駅ホームで、高菜うどんをすすり、リレーつばめ号の到着を待つ。
 その後、新八代で新幹線「つばめ」に乗り換えて、13時05分、鹿児島中央に到着。以前、西鹿児島と呼ばれていた駅で、あの指宿・枕崎線へ乗り換えた駅だ。ちなみに、熊本駅は、あの阿蘇へ向かう際に乗り換えた駅。
 で、目の前のダイエーでつまみだの酒だのを買い、S氏に送り、駅では弁当を2つ買い、ビールでも飲みながら撮影のために新水俣へ向かうはずが、寝過ごして新八代に到着。ついでなので、ホームで写真撮影して戻ろうとすると、次の新水俣着の奴は1時間後という。しょうがないので、外に出て頃合いのいいポジションを探すが、さすがに20キロを背負ったまま、30分近く歩いているのもしんどいので、途中で帰ってきた。
 結局、外から撮って、18時過ぎに撤収し、博多へ向かう。博多では駅前のビジホを探して安めのところに泊まったが、ネット環境が悪いので電話代がかさんで結局高いところでもよかったのでは、という結果に。夜飯は場末のラーメン屋に入ったが、ご飯類は終わっていて、ラーメンだけ食べて帰ってきた。部屋でも飲む気しないので、だらりんとすごして寝る。
 翌29日。取材は13時からなので、だいぶヒマ。ヨドバシ店内をぶらぶらして1時間ほどつぶし、マックに入ってメール見てさらに1時間半ほどつぶした。
 インタビューはつつがなく終わり、さぁ、野暮用へ。
 福岡県には「嘉穂町」という場所があり、そんなに遠くないようなので、行くことにする。電車で片道40分程度、そこからバスセンターまで徒歩10分、バスで40分くらい行くと、「嘉穂町役場」である。
 でさっくりと撮影して帰るが、間違えて来たバスに乗って、山の方へ入っていってしまった。降りてから20分くらい歩いてやっとこさ先ほどのバス通りへ到着。さらに電車も遅く、結局博多についたのは19時近かった。この時間だと、直接東京へ行く新幹線は無いので、新大阪までと翌朝の東京行きを購入する。結局、朝食からこちら、ほとんど食べてなかったので、弁当とビールを買って、入線してすぐに入り、即食べる。
 新大阪には22時過ぎに到着。ホテルを探すがどこもいっぱいとのこと。どうも選抜の選手たちが泊まっているようで、2件目も断られて「やばいなー」と出たところで、呼び止められた。「さきほど、キャンセル出ましたので、お泊まりになられますか」とのこと。経験則で、高そうだったが、そのまま泊まることにした。結局、8000円プラス消費税だったが、ここにはなんと東北高校が泊まっていたらしい。そう、あのダルビッシュくんと同宿である。
 ここでも近所のラーメン屋で半チャーハンセットを食べて、さっくりと寝た。
 翌30日。朝6時に起床して、7時前にチェックアウト。食事してから7時40分発東京行きに乗車し、新聞なり雑誌なりを一通り読んでから、寝た。で、会社に直行して、今これを書いている次第。