河口湖ツアー

たとえば、河口湖から木崎湖へ行かずにのべつまくなし飲んでいたのはどーよと思う今日この頃、いかがおすごしでしょうか。
連休中、実に有意義な過ごし方でした。いま反動ですごく眠いです。
まず、5月上旬に「夏ツアー」の発表、中旬に先行申し込みがあって、末尾にツアー中止発表があって、6月上旬に「GIRLS in the BOX 2003」の発表があって、中旬に申し込んで、下旬にチケット届いたというのがあらまし。
13日の10時半に小岩駅集合。ちと遅れて11時前後の総武線快速に乗って東京駅まで。そこから快速で高尾駅で乗り換え。12時49分発甲府行で13時36分大月着。少し標高高くなるから涼しくなるでしょ、という思いもむなしく快晴。これで野外はやばい、というので大月で昼飯がてら買い出しに。富士急行線のちょうどいいのには乗れずに、14時42分発に乗り込む。15時33分河口湖駅到着。ここからシャトルバスがでているので、それに乗る。16時02分発、15分頃着。
チケットに階数が書いてないので聞いたら「これはアリーナ席ですから、真ん中のパイプ椅子のあたりです」とのこと。行ってみたら、1列の設定がなく、2列目が最前列だった。で、端も1番の設定がなく2番からなので、そう一番前の一番左端から2席に座ることになった。同行のS氏は「前が立ったら見えないから、こっちも立たないといけないので、これはこれでよかった」といっていたが、すぐ脇のフェンスで、普通席の奴らがはっちゃけていて、ちょっとぶつかったりもしていたので、替わった方がよかったかなぁとも。
会場のアリーナ部分は、ひさしがあるのでそんなにあつくなく、風が涼しいのでライブにしてはずいぶん過ごしやすかった。Priereはもちろん、初見のフルーツポンチ、BOYSTYLEも、ずいぶんのりがよく、今後押さえていくかもしれないというレベルで、よかった。dreamはテレビ(マシューベストヒットTV)でちょろっと見たので、ちょっとは知っていたけど、周りのノリについていけなかった、というのが正直なところ。
ただ、その周りのノリだけれど、進行中頻繁に移動しているのがいて、アリーナの出入り口の前だったため、じゃまでしょうがなかった。ここらへんは、ちょっと感心しない。
ほぼ時間通り、19時過ぎに終わって、会場を出てから出店では値下げをしていたので、地ビール「富士桜高原麦酒」とフランクフルトをチョイス。それでも400円也。富士桜高原麦酒は、ろ過をしていないので、すっきりとはしてないけれど深みのある味がよかった。
またシャトルバスで河口湖駅までもどって、19時44分発、20時41分大月駅着。ここから甲府を目指して、20時47分発21時42分甲府駅着。コンビニで夕飯と酒を買おうとしたが、なかなか売ってなく、結局ホテルのあるほうの出口近くのコンビニでビールを買ってタクシーに乗り込んだ。22時半頃チェックインしたのは、湯村温泉郷にある湯村ホテル。とりあえず、「温泉に24時間はいれて河口湖から行ける範囲」で探したら、ここが一番安かったから。駅からはタクシーで1,300円程度だが、結構よかった(ちなみに、チェックアウトしてから歩いて駅まで行ったが、ぶらぶらしながらとはいえ1時間かかった)。
で、朝食前の入浴で「これからどーする?」「甲府から1時間くらいでいける小淵沢にサントリーの白州蒸留所があって、試飲できるはずっす。あと戻り道にある勝沼ぶどう郷にはワイン関連の施設があって、試飲できるはずっす」と相談。朝食後に調べてもらって、じゃ小淵沢にいきましょかとなったけど、その後の入浴(朝だけで2回)で、「でも、こーゆー機会じゃなければワインとか飲まないから、勝沼にしましょうか」と説得。行き当たりばったりすぎ。チェックアウトしてから、ぶらぶら歩いて、すでに汗をかきつつなんとか甲府駅到着。一息入れてから11時42分発で一路勝沼ぶどう郷駅へ。
12時05分、勝沼ぶどう郷駅に到着。風景がきれいですけど、巡回バスは1日に何本しか走ってないので、「じゃ、こっちからこーいってこうして、『ぶどうの丘』に行きますか」という感じで、歩き出す。12時半頃、最初の試飲場所、シャトー勝沼に到着。さらっと工場見学して、受付で試飲。今年の新酒を赤、白で飲ませてもらった。さっぱりしてて、うまかった。
続いて、適当に流すが、やってないところがあって、さらにメルシャンの工場へ行くのに遠回りとかしちゃってるところに、ぶどうの国文化館という史料館があったので、そちらものぞいていく。近くに、蒼龍葡萄酒もあったので、そちらでも試飲。ここは、無添加のワインが多く、新酒を中心に8種類程度飲ませてもらった。冷蔵庫から出してはのみ、しまうついでにまた出して…という感じ。で、メルシャン。さすが、コンビニにでもあるようなメーカーはちゃんとしているという感じ。約15分程度の工場見学の後は売店に出てくるのだが、見学に行く待ち時間ですでに6本ほど試飲。見学終わってからまた同じのを試飲。赤はボディの軽いのから重いのまで、白も甘いのから辛いのまで、一通りラインナップがあるのはさすが。
「そろそろ、ぶどうの丘行きますか」というので、通り道にあるシャトレーゼワイナリーなどをひやかしつつ歩いていると、「地ビール試飲できます。1km先」という看板が目に入った。当然、そちらに行くことに。しかし、なかなか出てこないので、途中のシャトレーゼの店内でアイスでも食べながら、調べたら大和葡萄酒というワイナリーだそうで、そもそも今いる店のすぐそばにあるそうで。で、早速試飲。ここは、高いワインとビールについては、試飲は有料(あと買わない人とかもそうみたい)で、ちょっと尻込みするが、よくよく考えれば、当たり前の話だし、それだけ自信を持っているということの表れだろう。で、はっきりいって、ここはあたり。気さくな出迎えと、大将(と勝手に命名。好々爺)のしゃべりとおすすめで何杯かいただいた。S氏は、実家にワインとビールを1本ずつ送って、土産用にビールを1本購入。詳しい商品説明は、サイトを見ていただくとして、2人の意見としては、ふくよかな味わいのヘレスをおすすめ。ピルスナーもそれなりにおいしいが、両方並べてしまうとヘレスの方に惹かれてしまう。また、冬季はピルスナーの代わりにデュンケルがラインナップされるそうで、また来ようかと心に誓った次第。
ところで、朝食をホテルでとってから、メルシャンでちょろっと、駅で買った押し寿司を食べたくらいで、2人ともまともに食べてないから、ここいらで腹ごしらえと思って調べてみると、ぶどうの丘へ行く途中のワイナリーでバーベキューもやってるそうなので、そちらへ向かうことにする。しかし、駅でもらった元々の地図は、どちらかというと車向けなので、見た感じより、倍くらい歩く感じで、結構しんどかった。しばらく歩いてやっとこさ、原茂ワインに到着。こちらは、フルボディと辛口のラインナップが多い感じ。ただ、新酒はと聞いたら「今年は、天候不順でやっと取り始めたから、まだお出しできないんです」と恐縮された。2階ではカフェが、外ではもぎとりとバーベキューが楽しめて、カウンター周りもレトロなインテリアがあって、女性には受けそうな感じはした。電車内で飲むように、珍しい「カップワイン」を赤白で購入。
さて、時間も時間なので、ぶどうの丘目指してラストスパート。といいたいところだが、丘といっても山なので、駅方面ではない方から歩いていくのは結構きつかった。歩道もない、車が通る場所をへこへこと歩いて、やっとこさ到着。早速、温泉に向かう。
このぶどうの丘は、ホテルやレストランも併設している観光施設で、目玉は勝沼ぶどう郷を一望できる露天風呂だろう。600円で入れるので、ぜひ行っておこう。自動のマッサージ器含め、小1時間またーりと過ごす。
さて、夕食。どうも、ここらへんでは「溶岩焼き」といって、溶岩プレートで焼き肉を食べさせる店が多く、ここにもそれが併設してあったので、そちらへ行くことに。ただ、ラストオーダーが19時なので、金銭的にもコースで頼めるほどの余裕がなかったので、単品でいただいた。ちなみに、ここでも、大和葡萄酒の甲斐ドラフトビールを頼みました。
ここから、駅まで行くのだが、はっきりいって周りは相当くらい。ただ、駅方面には近いので、さっくりと帰る。駅が見えかけたあたりで、上り電車が行ってしまったので、「時間もあることですから」ということで、ホームで酒盛り。カップワインで乾杯して、あいたカップでビールを飲む。20時11分発の大月行きが来たので乗車。大月に20時34分着。すぐに快速東京行きがでているにもかかわらず、「10分くらいで次の電車ありますから、つまみとか氷とか買いましょうよ」ということで、昨日もよった大月のデイリーストアーへ買い出し。大月20時57分発に乗って、缶チューハイと発泡酒で乾杯して、持ち込んでいたウイスキーをロックでやる。
高尾に21時38分着、快速に乗るのだが、ここでもやっぱりロックをちびちびやりながら行く。お茶の水で乗り換えて小岩で下車、持ち合わせが全くなかったので、おろしてから和民→歌広場のオールナイトコース。しかし、歌広で孫悟空しかあいてなかったらしく、最初の2時間くらいは、「歌うのないねー」なんていいながら、古いのばっかり歌う。カウンターに催促したら、B-maxがあいたそうなので、そちらに移動。締めは「凛花」を熱唱。のべつまくなしに飲みまくりで全行程終了。
2人とも、いつもは焼酎とかウイスキーで、ワインは全く飲まないから、今回の勝沼ワイナリーめぐりは、結構楽しかった。「新酒はうまい」「和種で作られたのも口に合う」といったことに、改めて気づかされたし、もしかしたら「白ならだいたい飲めるかも」「赤でもボディの軽いのならいけそう」というのもわかったし。それに、最大の発見は、大和葡萄酒だろう。ここはビールもうまいし、ワインもうまいので、ぜひ足を運んでもらいたいところ。半年にいっぺんくらい訪れたい気もするし。