電撃発表と取材

 2001年も1割弱が経過した、今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。
 先週から好事家の間で話題になっている「ドリームキャスト撤退」と「ペルソナとあれ」ですが、前者は昨日付けの記者発表で、後者はあれ側が面倒だからとりあえず公開停止、という局面を迎えました。
 ドリキャスに関して、「ハードの製造は中止、ソフトはまだ売る」というケースは日本のゲーム史では恐らく初めてのケース(PCエンジンのアレは除く)だと思う。
 見解を見ても「家電などにDCアーキテクチャを搭載し~云々」とあるから、「DC版テラドライブ?」とか「DC版ファミコンテレビC1?」とか、シャレともギャグともつかないネタはありますが、どこにもそんなこと書いてないし、ヨーロッパでの提携や昨日の香山氏の発言からも、「アーキテクチャの搭載」としか読みとれない。
 「DCで培ったサーバー管理とミドルウェアを活かして、アナログ線でも速いデータのやりとり」なんてのが、セットトップボックスなどに乗れば、一応「アーキテクチャの搭載」ということになる。決して、今後でる機械でGD-ROMが遊べるわけではないのだ。
 もっとも、昨日の会見で言ったことを、単純で簡単な言葉で言い換えれば「在庫をさばく」と意味は同じなので、もしかしたら安く買えるかもしれない。そうしてくれないと、現状オレの家に1台しかないので、何かあったら困るし(家電法か何かで、「製造中止後も修理に関する部品などの保持期間」は決められていて、恐らく5~7年だと思った。もっとも、任天堂のように未だにディスクシステムの部品を持っていたりする所もある。これは単純に企業姿勢の差だが)。
 セガ吉は、悲観に暮れているようだが、まぁ、頑張ってください。我々はPCエンジンやFXを体験しているので、「会社、あるだけいーじゃん」というところである。なんせ、NECホームエレクトロニクス、無いんだから。
 さて、お仕事情報。年明けはあまり取材などはない。というのも、媒体が年末進行明けなので、2月売りの半分くらいはできているから(できてないと厳しい)、「載せられない」とか「3月になっちゃいますよ」って訳で。もしくは、開発側も一段落して、息を抜いているからか(人間、ふしぎな物で、締切まで余裕があると、仕事しない)。
 といいつつも、24日~26日まで4日連続で取材、23日~25日で打ち合わせ3件、と尋常じゃないスケジュール(組んだのはオレだけど…)。
 キッドが春に出すAVG「Close to~祈りの丘~」でヒロイン4人の取材。14日の新春デジキャラ祭りでもあったが、あまりに体調不良で途中で帰った。コンビニ弁当が続くとよくない、という典型的な例。
 あとは、セガがテレ朝なんかと作る「es」、そして昨日の記者発表くらい。
 ほんとは、サクセスのAVG「此花」のもあったけど、やっぱり体調不良で代わりに行ってもらった。川澄綾子とキラメロだったらしいが、どっちも撮ったことあるしね。
 意外と知られてないけど、サクセスが開発したソフトというのは多く、PCのStandard500やPSのSIMPLE1500シリーズの初期の方、SuperLiteシリーズはここが作ってる。データム・ポリスターの「ぽけかの」もそうだし。つーこって、サスペンスAVGで川澄綾子のOPソングというと「幻想のアルテミス」を思い出すが、それはまた別の機会に。